■ [ リフォームローン「利用のポイント」 ]
さてさて、今回はいっぷう目先を変えたお話から。
空間のコーディネートだけでなく、例えはこんな相談もときどき舞い込んできます。(03/8/10現在)
「リフォームするための、ローンていったいどれがいいんでしょう?」
「リフォームしたいんだけど、どれくらいかかるものなの?」
住む人のライフサイクルに合わせて家も成長(リフォーム)が必要になりますね。今回は、「快適に暮らしながら、資産価値を保つ」ためのリフォームローンの「利用のポイント」についてのお話です。
テレビでも近頃しきりに取り上げられているテーマでもありますから、結構興味のある方はいらっしゃるのではないでしょうか?これも知っていると知っていないでは、数倍違ってきますからね。是非、参考にして下さい。
(1) まずは入念な計画をたてましょう。
「一部屋手を入れたら、他の部屋とのバランスが悪くなり、結局あちこち手を入れることになった」「工事中に土台の傷みを発見。結局数年後に建て替えた」などは、リフォームについてよく耳にする失敗談です。
安易な計画は、予定外の出費のもと。できれば専門家の意見を聞きながら慎重にプランを立てましょう。
(2) リフォームの費用について。
築年数やリフォームの内容によって幅がありますが、300〜500万円程度が一般的です。1000万円ほどあれば家全体のリフォームができます。
ただし工事中に配管の腐食や土台の傷みなどが見つかると、当初の予定よりも費用がかさんでしまいます。あらかじめ2割ほど余裕をみて予算を立てておくと安心です。
※余談ですけど、某テレビ局の「○○ビフォーアフター」の例を参考にしても難しいですよ。世の中そんなに匠(笑)はいないですし、あれだけの予算であそこまで出きるのは、はっきり言ってテレビだからです。
ヘタな会社と契約すると、それこそ涙ものです。契約会社はホントに慎重に選んで下さいね。(今、あやしいのが結構多いですからね。)
(3) ローンを組むなら、「住宅ローン控除」の条件も意識しましょう。
小さな工事をちょこちょこするよりある程度まとめて行う方が、トータルの工事費は安く済みます。またリフォームのために金融機関から100万円超、10年以上の期間でお金を借りると、原則として10年間にわたって所得税の控除を受けられます(注)。
新築住宅の購入と違ってリフォームの場合は、税金の軽減メリットを忘れがちです。プランの段階からローン控除を意識し、条件に合うなら、忘れずに確定申告で手続きをすることが大切ですよ。
(4) 返済額の目安は。
多くの家庭では、取得のためのローンの残債に新たな借金(リフォームローン)が増えるわけですから、無理なく返済できる範囲であるかどうかがポイントとなります。
「住宅ローン返済と合わせて、毎月の手取り収入の25%以内に抑える」というラインが一つの目安です。資金面では住宅購入ほど借り入れに頼れないのが現実なので、住宅を取得したら早い段階から、少しずつでもリフォーム貯金をしておくのが理想ですね。
○ リフォームローンの内容&利用のコツ。
担保を設定しない(無担保型)タイプのリフォームローンは、利用限度額が300〜500万円で、10年以内の返済という条件が主流(銀行の場合)。金利も住宅購入ローンに比べて割高です(下図を参照)。
ただし「最大1000万円・15年まで(三井住友銀行)」というような商品もあるみたいですね。
一方、同じリフォームローンでも担保設定型のものは「最大5000万円・35年まで」というように多額を長期にわたり借りることができます。金利は一般の住宅ローンとほぼ同じ低い水準です。
ただし住宅に抵当を設定すると、返済が滞ったら最悪の場合自宅を失う可能性が生じてしまう点に注意が必要です(注2)。
同じ金額を借りる場合でも、金融機関との付き合いや収入・利用商品の内容などによって、トータルの返済額にはかなりの差がつきます。
少しでも返済額を減らすには、日頃取引のある金融機関がどういうローンをどのくらいの金利で扱っているのかをよく調べて、他の金融機関の商品と比べてみることが必要です。
<参考>三菱銀行のリフォームローン(7月融資分)
リフォームローン「ライフデザイン」 リフォーム・リビングローン
(担保設定型) (無担保型)
変動型 2.375% 4.675%
5年固定 2.400% 6.375%
(注1)住宅ローン控除の適用の条件には、本文中に記載した以外にも細かい規定があります。また控除を受けられる期間も工事の時期によって異なります。詳しくは最寄の税務署にお尋ねください。
(注2)担保・保証人の設定条件の詳細は金融機関ごとに異なりますので、詳細は各金融機関でお尋ねください。
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■ [ リフォームに関する気になる記事 ] (03/9/22)
京都市の各保健所が受け付けているシックハウス症候群の相談件数が急増している。昨今の「リフォームブーム」が影響しているようだ。市は無料で室内空気の測定などを実施しているが、防虫剤の置き過ぎなど知識不足も目立つという。
シックハウス症候群は室内の空気が化学物質などに汚染され、住人に頭痛や皮ふ炎、のどの痛み、不眠などの健康障害を引き起こす。化学物質は塗料や建材の接着剤に含まれているため、新築やリフォーム直後の家で症状が出る場合が多い。
市は一昨年6月に各区の保健所に窓口を設けて、環境衛生監視員の資格を持つ職員が相談に応じている。相談件数は昨年度が45件だったが、今年は4月から7月末までの4カ月で早くも33件に達している。
中には自分で壁紙を張り替えて症状が出たり、原因物質を含む防虫剤をたくさん置き過ぎている例も少なくないと言う。各保健所ではシックハウスの症状や改善方法をまとめた冊子を配布しているほか、専門病院の紹介や、相談者の家で室内空気を測定して原因物質を探るなどしている。
市生活衛生課は「相談の増加は最近のリフォームブームも影響しているとみられる。原因となる化学物質を完全に身の回りから排除するのは難しいが、換気をこまめにするなどの対応で一定の効果は期待できる。気軽に近くの保健所に相談してほしい」としている。(京都新聞より抜粋)
テレビのあおりの影響もたぶんにあるのでしょう、近頃まれにみるリフォームブームです。私は、その分インテリアに関する関心も多種増えていて、好ましいものと感じています。
しかしあくまでもテレビの世界と、自分をとりまく現実とを見間違えてはいけませんね。その見間違えの一つの悪い結果が上記の記事の例です。
「私は知らなかった」、「そんなこと言われても」では決して済まない問題も孕んでいますから、十分に慎重になる必要があります。家具FUNのメルマガを購読されている方であればまず大丈夫だと思いますが(笑)、知識は自分や家族、ご近所まで救ってくれます。特にお子さんのいらっしゃる方、注意して下さい。
そんなに堅く考える必要はありませんし、流し読みでも構いません。大事なことはちょっとでも頭の隅にでも残しておいて下さいね。
