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■ [ K a r t e l l というブランドについて ]

… まずは、カルテル自身が評する語りべをどうぞ ………………………………


・ < s p i r i t >  K a r t e l l の場合

「私達の日々の仕事は、未来を想像するための実験である。技術とデザインを融合させた製品を、時代・経済の流れにいかに乗せていくかが重要なテーマである。」

K a r t e l l 創立者ジュリオ・カステリは、1949年の会社設立時にこう語っています。日用品開発で培ったプラスティック成型技術を、家具に応用するという着想がこの言葉の中にあります。


・ < d e s i g n >  著名デザイナーの起用

K a r t e l l 社の世界的な成功は、著名デザイナーの存在を抜きには語れません。フィリップ・スタルク、ヴィコ・マジストレッティー、アントニオ・チッテリオをはじめとする巨匠デザイナーとのコラボレーションから生まれた製品は常に独創性に富み、5つのコンパッソ・ドーロ賞を受賞。その優れたデザインには設立以来、定評があります。


・ < q u a l i t y >   高品質・低価格の追求

K a r t e l l 社は設立当初より、プラスティック技術とデザインの融合を追及してきました。技術開発へ積極的な投資をおこないつつ、世界マーケットに向けた大量生産でコストダウンも徹底しています。

現在、51カ国、約4.000ヵ所で販売されており、売上の75%を輸出が占めています。1996年にはISO9001を取得し、品質管理においても、万全の体制を築いています。



・ < t r e n d >  時代の先端をいく K a r t r l l

OA化がオフィスはもとより急速に家庭へも進んでいる今、パソコン用デスクやチェアの需要も加速的に高まっています。製品の持つ透明感やかろやかさ、そしてだれもが手軽に買える価格設定など、K a r t e l l 製品は、まさに時代をリードする製品です。


・ < c o n t r a c t >   コントラクトに強い K a r t e l l

インテリアや内装にコストをかけることなく、家具のみで部屋の空気感を一変させられることも K a r t e l l の利点です。レストランやショップだけでなく、事務所のリニューアルや店舗改装にも、豊富なカラーバリエーションを組み合わせて、ローコストで個性豊かな空間を創造できます。

ホームニーズ、インテリアニーズに加え、オフィス向けのラインナップもそろえた K a r t e l l 製品は、コントラクト市場が、まさに待ち望んだ家具なのです。


          ……………………………………


メーカーたった一社を大々的(?)にコラム化するわけですから、ちょっぴり企業的な紹介もしなければと思い(笑)、カルテルの冊子そのままに掲載してみました。

その企業が自身を語る場合、特に「外」向けのパンフレットなどは、「誇張・誇大」が多く含まれるものですが、カルテルはその点珍しく客観的に自身の役割と使命を表現できていると私は感じます。

単純に言うと、「ウソ」がないのです。

最後の部分、「コントラクト市場が、まさに待ち望んだ家具なのです。」って(笑)、「まさに待ち望んだ…」なんて大げさなと感じる方もいると思いますが、デザインのダサイオフィス家具や、それでも価格はいっぱしに高いオフィス家具を使用せざるを得ない世の中のサラリーマン(ウーマン)諸子には、「まさに待ち望んだ家具」達に映るのではないでしょうか(笑)。

もっとも社長や幹部連中が、オフィスの快適化に興味があればの話しですけど。


まっ、余談はさておき、私が「カルテル」というブランドなりメーカー、そして作品を強く紹介する理由は、カルテルという存在そのものに、強く歴史的役割を感じるからです。

勘違いしないでくださいね。カルテルの作品を「買って下さい!」と言っているわけではないですよ。ただ、このプラスチック等を素材とする家具達の意味するところを知ることによって、過去・現在・未来の家具の役割や意義を知ることができると思うからです。

「おおげさ?」

いえいえ。少しでもインテリア雑誌や専門誌などで、デザイナーやブランドの紹介記事や歴史を読まれた方はご存じかと思いますが、歴史に名を残すデザイナーなりブランドは、常に自分の役割を心得、時代に挑戦し続けている者たちばかりです。

「自分の役割」とは、自分がどのように社会に貢献できているか?を理解しているかであり、「時代に挑戦する」とは、まさに作品そのもののデザイン、価値観、新素材へのあくなき挑戦ということです。いうまでもなくコストパフォーマンスへの挑戦も重要なテーマです。

「時間」は無制限、かける「お金」も無制限、などという絶対的な好条件はどこを探しても見あたりません。むしろそんな好条件のもとでは決して良いモノは生まれないでしょう。

彼らは企業的制約、コスト的制約、素材的制約に縛られながら、最大限自分達の役割を表現し、社会に有意義なものを製作し続けます。それはまさにその時代の文化の担い手だと言っても過言ではないと私は想います。

コルビジェしかり、ヤコブセンしかり、イームズ夫妻しかりで、その他(すいません!決してその他ではないんですけど)の巨匠と呼ばれる彼らは、または彼らを支持した企業は、常にデザインへの、そして新素材への挑戦をし続けた人々でした。

現代における新技術・新素材の一つはプラスチックであり、その最大限の利点である表現力とコストダウンを家具という分野で実現してしまえるカルテルというブランドは、後の後世まで語り継がれるに違いありません。

地球という単位で見れば、家具の素材であるプラスチックはもちろん、木製品の家具、革という素材、ウレタンにしろ何かを消費し傷つけている素材たちです。

その代償に私達は豊かな生活を得ています。しかし、私の希望として50年後、100年後にはもっと地球に優しい素材が発明されていることと思います。その時代の人たちは、優しい素材でできた家具達に囲まれて、心豊かな生活をおくっていることでしょう。

はたしてその時代の人たちから見た現在の家具達を考えると、この時代の新素材・プラスチックの特性を最大限に生かしたデザインや作品そのものは、歴史的に大いに意味のあるモノだと私は感じています。


歴史そのものを守り続けるブランドもあります。それはそれで大切なポリシーです。

でもカルテルのように、自分たちの役割を理解しそれに挑戦し続けるブランドもある。好き嫌いは別の問題として、そんな存在に触れる希有な機会があることに、私は単純に感動もしています。

プラスチックという素材を自由自在に表現する著名デザイナーたちの作品に、是非触れてみて下さい。時代の息吹を感じますよ。


あっ、それからもう一つ。

価格が安い! 著名デザイナーのブランドものにしては、ね。

私にとってはこれが一番大事なこと(笑)

以前皆さんにも質問しました「セブンとマウイ、買うならどっち?」のご解答。

私なら迷わず「マウイ」ですね。セブン1脚で、いったいマウイが何脚買えると思いますか?98年には「コンパッソ・ドーロ賞」も取っているマウイチェア。

こんな例も、「賢く家具を買う」一つの方法ですよ。



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