■ [ 人のセンスのありか ]
お気に入りの家具や雑貨、住む人の数だけ部屋があって、そこは誰のモノでもない、あなただけの空間です。
自分だけの「大好き」や「ほっ」、「気持ちいい」がいっぱい詰まった空間。
前回も言いましたけど、ホント、部屋はあなた自身を映し出す鏡です。
自分に幸せを与えてくれる家具たちを探し求め、集め、新婚の際などに一度に全部そろえてしまうのも良し、また、年月をかけて自分の居心地の良い部屋に仕上げていくことも良し。
外で受けたストレスで疲れた体と心を優しく包んでくれるのは、あなたにとってどんな空間でしょう?
家や部屋の動線を確認することができたなら、次ぎは、あなた自身が心地よいと想う空間を創造(想像)します。
それは、あなたにとって「あたたかな光」でしょうか?それとも、部屋に配慮して置かれた「緑」でしょうか?
お気に入りのソファに「ドカッ」って倒れ込む瞬間が「好きっ!」っていう人もいるはずです。
気取らず、肩肘をはらず、決してよそいきではない、普通の自分、普段着の自分でいられる空間を創造することが大切です。
自分は「どう暮らしたい」のか?
自分や家族が幸せに暮らすことを望むなら、まず自分に問いかけることからはじめましょう。
今回のシリーズは、「梅雨の季節は部屋の模様替え」からはじまりましたけど、最初は小さなコーナーひとつだけでもいいんです。
自分だけの空間を、少しずつ、そしてゆっくりと眺めながら感じながら、自分の心地良さを積み重ねて行く。できれば手間暇をかけてほしい。
「あー、もう外には出たくない!」(でも、オタクって呼ばないでっ!)−笑
その風景の中にいることが、間違いなく気持ちいい!
そんな一番の贅沢を、是非、手に入れましょう。
家の構造面はともかくとしても、ご家族を持たれている方々が感じる「心地よい」とは、例えば「健康的な」とでも表現しましょう。
それは「家族の気配」が感じられる家(部屋)ということではないでしょうか?
いつでも家族の気配が感じられて、そしてケンカなんかしたときは自分の部屋に避難することができる。
食器のふれ合う音、料理の匂い、帰宅する父親の玄関でのドッタンバッタン。TVの音 … 。
こうした生活の端々の気配を自分の肌で感じることができれば、とても心地よく感じませんか?
独身の方であれば逆に、「一人の空間の冷たさが好き」という人もいるかもしれません。
実は私もこのタイプに属するんですけど、でも、だからこそ時には非常〜に「人肌」が恋しくなる時(笑)があります。人は24時間、ずっと気を張って生きていけるわけはないですからね。
ライフスタイルによって、当然に個人差はあります。どれが良い悪いということでは決してありませんから、自由に「自分の心地よい」を創造して下さい。
それで、
その空間の中に一つ、違ったモノを入れる。わざと不自然なモノを入れてみる。モノでなくても「対局にある色」であるとか、「変わったデザイン」であるとか。
例えばこれが「センス」というものです。
センスとは、服装でもそうでが、自分にすべてピッタリマッチしているから「センスが良い」とは言われません。
そこにどこか「くだけたところ」、「目立つ場所」があるから人はその融合を見て、着こなしている人を「センスが良い」と錯覚してくれるんです。
ちょっと話しが横道にそれてるなぁ〜と感じながら、でも話しをすすめますけど(笑)、部屋のコーディネートのセンスもそのあたりにあります。
すべてを合わせるのではない、すべてをそろえるのではない、ホント一つでも一カ所でもいいんです。ソファの色を冒険してみる。椅子のデザインを凝ってみる。ラックの高さを違えてみる、などなど。
でもこれらは自分のことを理解していないと、なかなか分からないですよね。
だから「センスは光る」んです。
だから今回、自分の「心地よい」を考えるんです。問いかけるんです、「自分の感じる心地よい暮らしとはなんだろぅ?」って。
前回では間取り図(平面図)を実際に自分で書いて、自分の生活の動きが分かったはずです。
分かったなら、不自然なところを直したはずです。以前までの不自然さは、センスのない現れでした。そして自分の暮らしに合わない、動線上では邪魔になるモノを取り除き、また動かしましたね。
前回は、自分の暮らしを「動き」で理解しました。
自分を理解することは、すなわちセンスがアップしていきます。
そして理解した後に、今度は「わざと」、その空間に不自然さを入れていきます。
だからセンスが「光り」ます(笑)
どうですか? これからのコーディネートの流れはそんな感じです。
ちょっと、テレビを例にあげてみます。
テレビが楽しみという方も多いことと思います。
テレビが生活の中心である人の場合は、テレビのポジションを考えます。
テレビを斜めに見たり、近すぎる場所で見ていませんか?少し離れた場所の、やや上から、そして正面で見るようにしましょう。
見上げるよりは、見下ろすかたちで見る方が、テレビの画面は見やすいものです。
そこからテレビを中心に暮らしを考えると、「テレビを動かす」方法があることに気がつくかもしれませんね。
いつも見づらい姿勢のままでいるのではなくて、「それならいっそ、テレビを動かせばどうよ。」、てな感じです。
キャスター付きのテレビ台で、好きな場所に移動することもできます。また近頃では回転するテレビや、ホームセンターなどでもテレビ回転台が市販されています。
キャスターと回転板によって、好きなところへ移動できて、向きも自由になります。高さはだいたい30センチ前後のテレビ台が良いでしょう。
「って言うかさぁ、やっぱなんかダセーよ。」
すんません(笑) でも、そう感じる人は感じる人で自分で考えればいいわけです。やらなければならないことをやらずに、日々に流されているだけの生活が漂う空間(部屋)って、それだけで「って言うかさぁ、やっぱなんかダセーよ。」って思いませんか(笑)
だから家具屋さんやその他大勢の「言いなり」はダサイんです。
あなたは、彼(彼女)たちがホントにセンスが良いと思いますか?あなたが言ったことを分かってくれる?
センスは、あなたの心の中にあります。
「キラッ!」ってね(笑)