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■ [ キッチンの基本は? ]
◇シンクの知識 ・材質・形・高さなどを考えてみます。
昔からキッチンセットを「流し台」と言ってきたように、「流し」=「シンク」、これはキッチンの基本です。
それだけに、シンクの選択は慎重に、そして十分に考えてみる必要があります。
シンクの材質で代表的なものに、ステンレスと鋳物(いもの)ほうろうがあります。他には、樹脂製(プラスチックなど)のものもありますが、これはあまり一般的ではありませんね。
前号でも紹介しました通り、ステンレスは傷が付きにくくて、ある程度の弾力性もありますので、食器などをその上に落としても壊れにくいなどの利点があります。
それに昨今ではデザインなども凝ったモノがあり人気で、そのために一番多く利用されている材質ですね。
鋳物ほうろうは、赤色や黄色など色彩がとても豊富できれいなんですが、傷が付きやすく硬いために、その上に食器を落としたりすると、食器が壊れてしまいます。
それに金属に弱いために、錆びにも気を使ったりしなければなりません。
それでゴムのマットやすのこを使ったりするのですが、そうすると今度はそのヌルヌルの心配をしなければならなくなります(笑)
ですから鋳物ほうろうは、主に使うシンクではなくて、パーティーシンク(サブシンク)など、もうひとつのシンクとして利用することをおすすめします。
シンクを選ぶうえで、素材とともに考えたいのがその「形」ですね。そのときまず迷うのが「シングル」か「ダブル」かという点だと思います。
これまでシングルを使っていた人なら、「システムキッチンにするなら、やっぱりシンクはダブルよね。」という夢(!?)をお持ちかもしれませんね。
でも現実では「ダブルにして失敗した!」と思っている人がほとんどですから(笑)これは注意しましょう。
なぜなら、私たち日本人はよくボウル(洗い桶)を使います。ということは、ダブルシンクでは小さい方が洗い桶になるわけですから、その選択に迷うわけです。
「たったこれだけ?」と思う方もいるかもしれませんが、これが案外ボディーに効いてきます。人は誰しも使い慣れたボウルの方を調理には使いますから、小さいシンクが無用の長物に思えてくるわけです。
「この流し台、いったいいくらかかったと思っているのょうぅぅぅ!」てな具合になります(笑)
でもやっぱりダブルシンクは憧れですよねぇ〜。そんな人は、「私は絶対にボウルを使わない!」という、絶対的な信念や哲学、はたまたは人生観が必要になります。
なんだか疲れますね(笑)
次ぎにジャンボシンクですが、このシンクは幅が90〜100センチほどあるものをいいます。
共働きの夫婦や、子供たちと一緒にキッチン仕事をする家庭に適しているようですが、その場合、数人で料理を作ったり、食後の洗いモノをするとき蛇口が一つではとても不便に感じます。
ここが大切なんですが、ジャンボシンクの場合、蛇口を2カ所につけてこそはじめてその役割を果たすことができるんです。
さて、ここからはワークトップの高さのお話し。
現在市販されているワークトップの高さは85センチが主流になっています。
10年ほど前までは80センチ程度が主流でしたが、システムキッチンが85センチで売り出されてから、それに一般のキッチンも影響されたように思います。
近頃の女性はスタイル良くてカッコがいい、その証拠に日本女性の平均身長が伸びてもいます。そのことも考慮に入れてのことでしょうけど、すべての人がこれで良いというわけではありませんよね。
身長が155センチの人であれば85センチのワークトップは高すぎて使いずらいはずです。
それからワークトップの上にまな板をのせたりもするので、そのぶん2〜4センチほど高くなることも考えなくてはいけません。
柔らかいモノばかり包丁で切るのならばいいのですが、そうもいかないですね。ごぼうやかぼちゃなどのように力を入れないとなかなか切れないものもあります。
ワークトップが高いとコンロで煮物や揚げ物をつくっているときなどは、背伸びをしないと中味が見えないなんてことにもなります。
ビルトイン(組み込み式)のコンロの場合、ワークトップからさらに4〜5センチほど五徳(5本脚の輪形の台)があがっています。
ここで一般的に良いといわれるワークトップの高さを言うと、身長155センチ以下の人は80センチ、155〜165センチの人は85センチ、165〜170センチの人は90センチと言われています。
まぁ基準にすぎませんが、これだとチャーハンなどの炒め物を作るときの鉄鍋に力が入れやすいし、ハンバーグなどをフライパンでひっくり返すときにもとても楽にできるはずですよ。
もっとも近頃ではシステムキッチンのどのメーカーも、ワークトップの段差式のものを加えていますね。
ラーメン屋さんに行ったときカウンターから厨房を覗いてみると、コンロの部分がシンク面より一段下がっているはずです。
でも反対に、調理台は高い方が洗い物をしたときに腰が痛くなりません。
ただのシンク選びにしても、知識(・材質・形・高さ)がとっても必要になってきますから注意が必要ですよ。
参考にして下さい。
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