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■ [ 出る杭は、出過ぎるほどがちょうど良い ]


突然ですがみなさん、10月号の「 Casa BRUTUS 」は読まれたでしょうか?

・ BRUTUS ONLINE  -> http://www.brutusonline.com/

その中にある「安藤忠雄の最新作、地中美術館のすべて」特集内、46〜47ページの写真は、天地を逆にしたまま掲載しています(笑)


私も当初この掲載写真を見て、「なんだろ?なんか違和感あるなぁ〜。」と思いつつも、「でもそれこそが安藤忠雄!やっぱいいなぁ〜。」なんて独り合点してました(笑)

私も大間抜けには違いないのですが、その様子を見ていて友人の一級建築士が一言、「手すりの位置が違うだろ!逆さまや、その写真。」って(大爆笑!)

さすが「 Casa BRUTUS 」、やってくれます(笑) 

そこでたまたま私のオフィスに訪れていた、生真面目な税理士が、「こりゃ知らせなダメやろっ。」ってことで、さっそくネットにオンラインしたのですが、やっぱり、トップページに編集者の「お詫び」文がありました。

残念。


まっ、そんなことはここでは主旨ではないんで、このぐらいにしておきます。

何が言いたいかというと、この「 Casa BRUTUS 」10月号、「是非みなさんには読んでほしい。」と言うことです。

希少価値があります! いやいやいや、そういう意味じゃなくて、

まさに、「安藤忠雄の最新作、地中美術館のすべて」がわかります。

・ 地中美術館 -> http://www.chichu.jp/

・ ベネッセアートサイト直島 -> http://www.naoshima-is.co.jp/


その次ぎに(まだ次ぎがあるんかい!-笑)、これまた是非に読んでほしい著作があります。下記がそれですが、

「人生における成功者の定義と条件」 村上龍氏・著
定価1,575円 A5変形判並製・272ページ(オール2色) NHK出版

 -> http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140808829/kagufun-22


安藤忠雄氏(建築家)、利根川進氏(科学者)、カルロス・ゴーン氏(会社社長)、猪口邦子氏(外交官・学者)、中田英寿氏(プロスポーツ選手)。以上の5人と村上龍氏との対談集です。対談内容は主に、仕事・職業に関するものです。

ここでは特に安藤忠雄氏の対談に注目したいのですが、氏の言葉を少し抜粋すると、


【安藤忠雄氏:建築家】 ……………………………………………………

建築を仕事に選び40年間続けてきた原点には“感動”があるのだと思います。

日本という国で、自分の力だけで生き抜いていこうと思ったら、出る杭として打たれる前に、出すぎるくらいでないといけない。

自分と他人を比べるのではなく、信じる道を精一杯歩いていると、それなりに生きていけるものです。

私は建築界では評判が悪いですよ。ものすごく評判悪い。

だけど少なくとも海外の人なんかは、わりと「出る杭とぶつかって面白いことをしよう」と思ってくれるんです。私のもとに来る海外からの仕事の依頼者には、そういう人が多い。

彼らには、私が別にどういう学歴であろうが、どういう氏素性であろうが無関係です。

日本では「どこの大学を何年に卒業した」というようなことばかり言う人がいますよ。どういう感覚なのか、私にはまるで理解できませんが。

これもやはりそろそろ大人が変えなければいけないことです。でも一方で、この十年でだいぶ変わったでしょう。

 
            ………………………………………

この文章の前後にも、氏の輝きがちりばめられた言葉が踊っているのですが、この箇所の抜粋だけでも、どうです? その雰囲気の一端が感じられませんか?


たぶん、その業界に身をおかれていない方には「意外」に思われるかもしれませんね。それから、安藤氏の名誉ために一言添えますが、本書において、氏は決して業界批判をしているわけではありません。

「だから人生どうする!」との観点から話しをすすめられています。誤解なきようにお願いします。


建築業界にしろ家具業界にしろ、そうそう、今大きく取り上げられている日本のプロ野球の問題などは、その日本に巣くう病魔の典型な様相を呈しています。

その屋台骨は完全に腐っています。たちが悪いのは、表面を繕い繕いしているうちに、その「根」の部分を隠しながらも、根本自体も腐りきっていくことを放置していることです。

でもすぐには、崩れ落ちることはありませんね。徐々に徐々に、です。

それではその中に含まれる、特殊な「人々を感動させることのできる」特別な才能を持つ人はどうするのでしょう?

野茂英雄選手、イチロー選手、松井秀喜選手など、その他にも数多く存在しますが、それらの日本の宝とも言うべき人々は日本を離れます。

より自分の活躍の場を求めて。


話しが逸れていると感じる人もいるかもしれませんが、この状況、建築やデザイン、家具の世界でもまったくそっくりに当てはまります。

もっとも私などは、その優秀な出る杭を、力一杯ぶっ叩く方の側の人間に含まれるかもしれませんが(笑)、しかしそれは中途半端な優秀さを鼻に掛けている人間に対してであって、一種突き抜けるほどの出る杭に対しては、実に寛容な面もあります。かな?(笑)

私の周りにいる人間は、大いに首を左右に振るかもしれませんが、それでもそんな事でくじけていたら「つまらない」でしょう?


そういった意味!?でも「 Casa BRUTUS 」の逆さま掲載写真や、安藤忠雄氏だけでなく、人生の成功者(ここでの成功とは、単なるお金持ちというだけでなく、自分の中に持つ成功の条件を満すことをいいます。)の言葉は、それに触れる者の胸を気持ちよく打ちます。

「あぁ、今の日本の家具業界に決定的に足りないモノは、これなんだな。」と思わせる2冊です。

「 Casa BRUTUS 」は別の意味でも(笑) それも一興!


いろいろな意味で、是非、手にとってほしいものです。



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