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■ [ イントロダクション ]
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私自身、新鮮な驚きだったんですが、メルマガ発行当初は「ソファの内部構造」なんてことやってたんですねぇ(笑)
今読み返してみると、「いったいそんな事、誰が知りたいんだろ?」みたいな内容ですけど、違った意味で気合いが入っていたのでしょう。
内容が一般受けしない分、結構その筋のプロの方より多くのメールを頂きました。
私のこの家具FUNの場合、海外の多方面で活躍されている方々からの励ましのメールが多いのですが、その傾向もこの時期のこのマニアック的な内容が功を奏しているのでしょうか。
心に残っているメールと言えば、北欧の方で照明のデザイン等々で活躍されている女性の方で、日本の家具業界の閉鎖的体質を皮肉ったメルマガの内容に、「どこの国も同じですね。」と大変貴重な情報と感想を寄せて下さったもの。
イギリスで椅子職人を目指し修行していたが、希望かなわず途中で挫折した男性の方の、「それでも夢を!」と、感涙モノのメール。
時を同じくして、イギリスで椅子職人として成功されている方からも励ましのメールを頂いた時には、「およっ。これってからかわれているのかな?」なんて、しばらく頭を悩ませました。
ドイツで彫刻等々の作成・デザインを行い、芸術の方面で活躍されているサムライ彫刻家(!?)の方からの、「お互い頑張りましょう」メール。
アメリカからは商社(小物・雑貨輸入も含めて)の方からなど、ビジネス関連のメールが多いですね。
基本的に日本で雑貨輸入で成功されている方は、欧米の方で誰も知らないブランドで質の良い、日本の30代〜40代の女性受けする商品を探し出してき、付加価値と称する利幅を多く取ることをされているのが普通なんですが、それら商品の目利きに、「こっちに来い。こっちに来い!」ってしつこく誘われたこともありました。
思い返せば、コーディネートのコツなんて、それこそ愚にも付かないことを書いてる「今」より、よっぽどスケールは大きかったのかもしれません(笑)
もっとも購読者数の多さを競うようなメルマガの現状では、そんなメルマガなど「あっ」という間に消滅してしまうでしょうけど。
なにはともあれ、真剣に真面目な話し、「ソファの良し悪しは内部構造」で決まります。
一般的に理解はされないであろうどけも、でも、ちょっとでも良いソファと長く付き合って欲しいとのさらなる想いを胸に、今回もお届け致します。
まずは、まずはこちらから 。。。。。
■ [ 伝統的なソファの内部構造とは ]
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伝統的なソファのメイン素材、それは皆さんご存じのコイルスプリングです。
巻かれた直径の大きさによって、「反発力」が決定されます。
一本のバネのなかでも、「直径の大きな部分は軟らかく、小さい部分は硬い。」だからコイルスプリングは、上から下にかけて跳ね返りの度合いが強まっていきます。
実はこの性質、始めふんわり、後でしっかり身体を受け止める、いいソファの条件にピッタリ一致します。
だから通(つう)の人は「コイルスプリング!コイルスプリング!」と言いますが、だけど、コイルスプリングの上に直接腰掛けたとしても「くつろぎ」は得られないですよね。
当たり前です。
そこで伝統的な椅子づくりの職人たちは、多くの素材を何層にも重ねて、人が座って「くつろぎ」を得られる、まるで大きなコイルスプリングのようなソファを創造しました。
簡単に説明すると、一番下にはバネ本体、次の層にはパームなどの硬めの繊維、その次にはパンヤや馬毛などの軟らかい繊維。
そして最後、一番人肌に近い部分には、軟らかく肌触りのいい羽毛。
下から上に一層ずつ軟らかくなるこのソファの構造は、まさにコイルスプリングの構造と同じつくりなんです。
ここまで細かく、しっかりつくられた伝統的なソファ。
今なお支持を集め、そして製品自体にも耐久性があって、張り替えなど修理が可能なのもうなずけますよね。
長持ちのする良いソファとは。
古くからの伝統を受け継ぐソファのその秘密とは、コイルスプリングの構造そのものにあります。
さてさて、その伝統的な良いソファを構成する素材の解説をすると、
・ パンヤ
南洋に生息するキワタ科の高木から採取される果実の繊維。耐久性に優れ、弾力も豊富。繊維の中に空気層があり、とても軽く防水にも富んでいるので、水中救命具の詰め物にも使われています。
・ 馬毛
一度束ねてくせをつけてから使います。馬のたてがみと尻尾からしか採取できないため大変な高級品。ベンツのSクラスのシートにはすべてこの馬毛が用いられているそうです。
高級車はやはり半端ではありませんね。
・ パーム(ヤシの繊維)
ヤシの葉や実から取れる繊維。馬毛と同じようにカールをつけるために、一度ロープ状にしたものをほどいて使います。しかし馬毛に比べて硬いので、基部に近いところに多く使われます。
・ 羽毛
その優れた保湿性、通気性、弾力性、軽さは高級素材の貫禄を見せつけます。クッション材の最上層部につかわれることが多く、片寄
りをなくすためにキルティングされることもあります。
・ クッションコイル
直径が小さくなるほど反発力が大きくなるコイルスプリングの一種。
これは同じ種類でもクッション用のもの。両端とも径が大きくなっ
ているので、上下逆さまにしても同じように使えます。
・ ヘッシャンクロス
ジュート(黄麻)で織られた丈夫な布。伝統的なソファづくりで内部素材を分ける布として用いられます。スプリングの上に被せるものは、特に織りが細かく丈夫なものを使用しています。
・ 木材
カバ材、木目が美しいことで知られています。カポール材、これはラワン材の一種でアジアの熱帯地域の国々で採取されます。ふしが少なく、楽に加工できるので効率的です。
・ S字スプリング
平坦でなく緩やかに弧を描いているものが上質のS字スプリング。
弧の外側を圧力がかかる方に向けて使います。その見た目から、スネークスプリングとも呼ばれています。
・ フェルト
フェルトは牧畜民族が開発したといわれています。ロシアの遺跡では、2500〜2400年前につくられた多くのフェルト製品が出
土したとか。保湿、防音、振動防止に優れています。
・ 麻テープ
麻を編んでつくられているので、これ自体も少し弾力をもっています。コイルスプリングを支える最も基本的なパーツに用いられることが多く、ほかにも重要な基礎部分にはこの存在があります。
・ コイルスプリング
コイルスプリングの別名は、ばらバネ。何個かを紐で連結して使います。あらかじめ溶接して組まれているのはセットスプリング。お互いをもっと小さなバネで連結しているもの。
・ パームロック
硬質のパーム繊維を固めてつくったシートです。使い方は、フェルトとほぼ同様。とても丈夫なシートなので、ベースの部分をしっか
り固めるために用いられることがよくあります。
とまぁ、だいだい以上となります。
やっぱりマニアック?(笑)
「そんなこと知ってどうするの?」なんて声が、今にも聞こえてきそうですが、次回、ソファの構造の「今」をお伝えします。
そこで、今回の伝統的なソファと比べてみて下さい。
どちらが良いなどとここでは談ぜませんが、中国モノやパクリモノが多く氾濫している昨今、本当のソファの意味を知っていないと、ホントに「家具を楽しむ」なんて、言えなくなります。
なぜ、ソファなんてものが数十万、果ては数百万もするものなのか?
なぜ、良いモノは良いのか?
なぜ、中国製のものはダメなのか?
逆に、なぜ中国製のモノで良いのか? パクリモノでも良いのか?
ちなみに私はパクリモノが大好きなんですけど(笑)、偽物には偽物の、本物には本物の良さがあります。
インテリア雑誌の中にあるような綺麗なだけのコーディネートを真似たところで、決してそれはあなただけの空間とはならないですからね。
なぜならこれは、ファッション・センスと同じです。
服に着せられているのか? 服を着こなせているのか?
だって、知らぬは本人ばかりなんて、ちょっと恥ずかしいでしょ?
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