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■ [ 本当に良いソファの工程 ]

………………………………………………………………………………………



本当に良いソファや椅子を作る熟練した張り職人は、一人で一つのソファをつくることが出来るのが基本です。

つまり、ソファ制作に関するすべてのことが一人で出来てしまうのです。

でも、それぞれの工程で個人差が出てくるのは当然ですよね。いかに熟練の職人といえども得手不得手があります。能率の問題もありますしね。


だから、それぞれが得意なところを分担して作っていきます。

1、フレームの作成 → 2、下ごしらえ → 3、クッション材の取り付け → 4、表地の断裁、縫製 → 5、表地の張り込み → 6、仕上げ。

と、大まかに言うと、基本的なソファの制作工程はこの6工程に分かれます。


要するにそれぞれの職人さんが、自分の得意なところを担当してソファを作っているんです。

たぶんどちらのソファ職人さんの工程もそんなに大差はないと思います。


でも、自分のパートを好きにできるのは、比較的「小さな」ところですね。

コストダウン、コストダウン、コストダウン、コストダウン。

上から言われたままの、まるでどこかの製造業のラインスタッフなんて状況も今では決して珍しくはありません。

今回の解説は、「本当に良いソファの工程」ですから、全部が全部当てはめるのは、ちょっと「酷」な話しなのかもしれません。



まずはフレームの制作。

多くは別工場ですでにつくられたものを使用します。

例えば今回のフレームのメイン素材はカポール材としましょうか。

これは、節が少なく作業効率がいい素材です。

木ネジを豊富に用い、しっかりとしたフレームに仕上げるのが理想です。


次に下ごしらえ。

どの工程も重要ですが、料理と同じようにこの段階は特に重要なんです。

ここでソファの寿命が決まると言っても大げさではありません。

座ったときにかかる負担を考えて、コイルスプリングやエラストテープを取り付けていきます。

各種テープや布を張り込むのは、空気圧で針を打ち付ける、タッカーという大きなホッチキスです。

これは表地めを張り込むときにも大活躍する道具ですね。

ホームセンターなどで市販されているモノですから、一度、手にしてみて下さい。以外と多用な用途で使えることがわかります。便利で重宝しますよ〜(笑)


それから余談ですが、ソファをお持ちの方は、是非ひっくり返して表地の張り付けを見て下さい。

きっちりと一直線にタッカーが打ち付けられていればいいのですが、中にはジグザグだったり、変なリズムで打ち付けられていたり、必要数打ち付けられてなかったりで、そのソファが どの程度熱心に力を入れて作られているのかわかります。

カバーリ ングソファはちょっと判断が難しいですけどね。

縫製もそうですが、裏などよく見ると、意外にいい加減だったするときがあります。

聞いたことのないブランドのモノにはご注意、ご注意のほどを。



以前、とある家具屋でソファの裏を確認していたら、そこの店長さん 「あぁ、ソファをそんな裏まで誰も見ないですから、あまり関係ないですよ。」 って平然と言ってのけました(笑)。

その豪毅さに思わず大笑いしましたが、自分用のソファならともかく、人から任されたソファ選びにそれはないだろうと思いましたね。

ですけどその店長さんはいたって真面目な顔で発言しましたねぇ〜。

ホントこんなのが最近多い。

「なってないトコはとことんなってないですから、家具屋の店員さんの教育って。」

すいません、話しが横にそれました。


そして、いよいよクッション材の取り付けです。

料理で言えば、本格的な味付けの作業といったところでしょうか。下ごしらえと同じくらい重要な工程です。

ここでソファの最終的な形、座り心地が決定されます。

板状 のウレタンを自在に操り、たおやかなフォルムを形作っていきます。


残すは、表地の裁断、縫製、張り込みに総仕上げです。

もちろんこれらもおろそかにはできません。

ソファの顔を整えていく、大切な作業です。



と、まぁこんなふうにソファはつくられていきます。

ホントはもっと詳しく製作工程を説明したいんですけど、そろそろ本題に入らないとね。



「ソファの基準的、正しい選び方エトセトラ」。




□ ソファの基準的に正しい選び方って?


さてさて、人間の身体のつくりからソファを考えて、基本的構造や素材、制作工程を通じてソファをちょっとだけ深く観察してみました。

そして自分なりに内容を消化できたら(一般的でないところなんかは、読み飛ばしても別にいいんですけどね)、次はいよいよショップでソファ選びを実践してみませんか。

次回からは、ショップで自分に合ったソファを選ぶためのコツの流れをご紹介します。


例えば、

「・ 置く場所や搬入経路を設定。まずはサイズに注意をして下さい。」

「・ 体型、使い方によっても選ぶソファは違ってきます。」

「・ デザインや色、柄はよく吟味して。必ずお気に入りを選んで下さい。」

「・ … 」

「・ … 」

e t c  e t c  e t c  e t c 。。。。。。



必要なポイントさえ押さえれば、きっと、ん? たぶん??、おおよそ???ん?

間違いなく(笑)、自分に合ったソファにめぐり会えますよ。



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