|
|
|
■ [ 久々!家具メーカー営業S氏より ]
………………………………………………………………………………………
> いつもためになる情報ありがとうございます。
Y いえいえ、こちらこそ。いつも貴重な情報をありがとうございます。
> 家具メーカー営業Sです。
Y はいはい、よく存じ上げております。
> いろいろと情報がたまってきたのではきだしてみたいと思います。
Y おーーーーー! ありがとうございます。ある意味、助かります(笑)
とまぁ、こんなメールのやり取りがあったかなかったかは別にして、久々登場の「とある家具メーカー営業S氏」からの情報です。
今回は、前回の家具FUNマガジンの補足の意味で頂いたモノですので、その頂いたメールそのまんま掲載しています。
敵を知り己を知ることが「戦(いくさ)」の常道です。
どうぞ「敵」の分析にひとつ、参考にして下さい(笑)
□ 家具の値上げ
……………………………
hhstyle.comが値上げをするのは周知の事実かと思いますが、値上げの動きはほかの家具屋さんでも出てきています。
特に、メーカーの方は値上げをしないとやっていけなくなるところも出始めてきています。
では、なぜ値上げをしなければならないかというと
1)木材価格の高騰
木材需要は世界的に年々増えていますが、供給量は先細りしています。
とくに無垢材・集成材(合板ではない木材)は太い丸太が少なくなっているのでどんどん値が上がってます。ウォールナット材なんて目が飛び出るほどの値段です。
(ウォールナット材はほかの一般的な材の倍以上の値段がします)
2)金物の値上げ
家具には丁板やスライドレール、引き手などの金物がたくさん使われていますが、この金物の値段も上がってきています。一番の要因は、中国の需要に引っ張られて金属そのものの値段があがっていることです。
3)塗料の値上げ
家具塗料の大半は石油化学製品です。原油価格の高騰は知っての通りでガソリンもとんでもない値段になっています。
原料が石油である塗料も値上げをしないと塗料メーカーも損がでるそうです。
4)家具メーカーの規模
家具メーカーの規模がどのくらいかご存じでしょうか?
知らない人にとっては意外かもしれませんが、ほとんどが中小零細企業です。
中企業もそんなに多くはないので小零細企業といった方がいいくらいです。
5〜10位のところが多いんです。50人以上なら大きいくらいです。
100人以上なら数えられるくらいです。1000人以上なんてありましたっけ?
規模の小さいところばかりですから企業体力もほとんどありません。
「失われた10年」でバブル以前の蓄えはほとんど食いつぶしているのでちょっとしたことでも命取りになってしまうのです。
というわけで、蓄えの無くなっている時期に家具の材料は値上げ。
家具の値段を上げないことにはやっていけないところが増えているのです。
メーカーの人間の発言故に、メーカー擁護の論調になっています。
最終的に私の言いたいことは「やむにやまれずの値上げ」もあることを知ってほしいと言うことです。
全ての値上げを肯定しているわけではありません。
(市場に着いていけない企業が潰れるのは致し方のないことです)
□ 表面材あれこれ 補足
…………………………………
1)人工突き板・ワンダーウッド
本題の前に天然木突き板の解説。
丸太の中から木目がきれいに見える部分を抜き出して(この状態をフリッチと呼ぶ)、0.2〜0.5mm位の薄さで突いた物を天然木突き板といいます。
幅広のかんなくずを想像していただくとよろしいかと。
これを合板(木質材料、ベニヤ板やMDFなど)に貼ると木に見える板ができあがります。
これに対して人工突き板とは、色の白い木を染色して、人工的に木目を作り出したフリッチを薄く突いた物です。
ですから、ウォールナットのように見えてもウォールナットではないということです。
でも、木材であることには違いありません。(下記のメラミン化粧板とは全く違う)人工突き板が使われる要因の一つに、高級材(紫檀、コクタン、チーク、ウォルナットなど)の良木が手に入らないことがあげられます。
2)メラミン化粧板
メラミン樹脂とはメラミンとホルムアルデヒド(ホルマリン)によって作られる樹脂のことです。
メラミン化粧板とは、フェノール樹脂板と木目などをプリントした紙にメラミン樹脂を含浸させた物を貼り合わせた物です。
エンボス加工で導管を再現している物はプロでもたまに見間違えます。
木目はプリントした物ですから、どこまでいってもきれいです。
堅く傷つきにくく、水をはじくのでテーブルやカウンターなどに使われます。
材料にホルムアルデヒドが使われていますので、少しですがホルムアルデヒドを放出します。
つづく、のかな?
さて、S氏に負けず、どしどし、売る側の人、貴重な情報だけをお待ちしています。
泣き言、愚痴、苦言など、負け○の遠吠えに関しては、ご存じかとは思いますが、私はいっさい受付ませんので、そのへんよろしくお願い致します(笑)
|
|