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■ [ 読む意味 = 手強い消費者になりましょう ]

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「近頃、お客様の方が家具やインテリアの知識があって、困る!」


と、愚痴にもならないため息をもらすのが、この道18年、中堅どころの家具屋社長さん。

今は遠い昔、バブル期には紫檀(したん)の一千万、二千万の婚礼家具が、口先ひとつでバンバン売れた。

桐ダンスなんかでも、ほれ、CMであったでしょう?

上の引き出しを押せば、下の引き出しが出てくるってやつ。

結婚間近の娘がさぁ、あれが欲しい、あれが欲しいって、府中モノなんて、平気で2,3ヶ月待ちだったからねぇ。

それでもあれが欲しいって言うんだから、あの頃は夢のようだったなぁ〜。



「別にいいじゃないですか。どっちにしても、いちいち説明する手間が省けて。」

その社長、正面で笑い転げる私をホントに恨めしそうに眺めながらコーヒーをすすっていました(笑)



バブル期に「いい目」をみて、でもいい加減な経営をしていた家具屋などの倒産は、ひとまず、というか、やっとこさ一息ついたといったところでしょうか。

でも、

前回のイギリスを例にとるまでもなく、日本も必ずしも景気が良いとは言い難いものがあります。


素人目にみても、「よくこんな家具屋が潰れずに残ってるなぁ」なんて家具屋のほとんどが、この呟き社長のところもそうですけど、銀行との繋がりが複雑で、「潰すに潰せねぇ」ってところでしょう。

地方の経済における老舗家具屋のポジションは、普通のサラリーで生活している人の想像以上に深いものがあったりします。

土地持ち、人持ち、資産持ちである老舗の家具屋は、含み資産をちらつかせつつ、地元金融機関との繋がりを持ち続けます。

平たい話しが、銀行もその資産目当てに融資をどんどん行って、家具屋なんて根が大名商売ですから、その二代目ともなると極めつけで、「お金持ってこい、持ってこい」の状態となります。

気がついたら両者とも、抜き差しならない仲となっていて、銀行は銀行でこの融資先が潰れたら「ウチもやばい」、家具屋は家具屋で、「まだあそこの土地がある」、「こっちの土地があるわい」てなもんで、昔のような景気が戻るのを、ひたすら神頼みする毎日というわけです。


ね、日本ではどこにでも転がっているようなよくある話しでしょう(笑)


それでも近頃は、大小の不動産ファンドなる「超・新手」のバブル演出家の登場などで、有効な土地持ちである家具屋は、なんとか愚痴をこぼせる程度に落ち着いてきたといったところでしょう。



しかしこの社長も半端ではないんです。

20代の頃は、家具の有名産地で「作り方」から修行して、金持ちの御曹司って面をいったん捨ててでも家具に賭けた人なんです。

今でも月に1千万程度は自分で営業して売り上げるような人ですから、根性は持っています。


それがなんで?

と思われるでしょうが、つまるところ、「時代」って奴についていけないでいることでしょう。

年間1億、2億売り上げても、維持するのに1億、2億かかってたのでは、それこそ意味がないでしょう?(笑)

経営の不思議なところ、かつ、面白いところでもありますけど。



さて、長々と「売る側」の話しをしましたが、これは、「買う側」にとっても同じようなことが言えます。

「懲りねぇなぁー!」ってことです。


今回のシリーズ、家具やインテリアの雑誌だけでなくて、新築/リフォーム/建て替えなどの雑誌も読みましょうってことですすめています。

ただし、スポンサーのきれいな写真に誘惑されることなく、どれだけ自分に合った情報を引き出せるかなんてこともテーマにしています。



家具やインテリア選びで一番後悔するのは、言われたままに購入してしまうケース。

新築もリフォームも、後で後悔してしまう人たちのほとんどは、依頼先任せにしてしまうことです。


例えば家づくりにしても、

→ 専門誌などで情報収集をする。 → 資料請求をする。 →

資金計画を立てる。 → 住宅展示場に行く。 → ショールームに足を運ぶ。

→ 設備のスタイルやデザインの傾向を決める。→ 依頼先候補を絞る。

→ 依頼先候補数社に見積もりを依頼する。 → 依頼先を決める。

そして、「工事請負契約」を結ぶ。


それからでも、着工したら現場に実際に、何度も脚を運ぶことが必要になるし、竣工も、不具合がないか施主自身の目で確かめ、場合によっては手直しの依頼も自分でしなければなりません。


それだけのことは、「最低」ですよ。

あくまでも、最低ラインのことです。



情報収集というのは、全体の流れをみるうえでも、その「とっかかり」という意味でも、とても重要なことなんです。



「調べるなんて、面倒! 1冊2冊、見とけばいいじゃん。後はお任せぇ」


「 Y a b u c h さん、余計なことは言わなくていいですよ。客がいろいろ知ってたら、こっちがやりづらい。」



まっ、どっちもどっちですから私の知ったことではありませんが、私は自分のお金を、他人に無駄遣いされるのはイヤだなぁ。



先日のインテリアコーディネーター1次試験では、かなり合格者(仮)が出ているようです。

これで2次も受かれば、晴れてインテリアコーディネーターと名乗れます。


今年も、「名ばかり」のインテリアコーディネーターがいっぱい誕生しますよぉ。(笑)


モダンな建物、きらびやかなインテリアと家具たち、スタッフの物腰も柔らか、「ぽわー」って浮き足だって、ほら、後ろについてくるこの子、ただのアドバイザーかと思ったら、あら、 I C の資格を持ってるわ。

ふ わ わ わ わ ぁ ぁ ぁ ぁ 〜 。



「はい、○○○万円のお買い上げぇ〜。」

「えっ、お金がない。いいんです、いいんです。うちはローンも多数ご用意していますから。」

「夢を先に手にできるなんて素敵ですねぇ。きっとお部屋にお似合いですよ。」

「ありがとうございました。またどうぞぉ〜。」




まっ、いっか ? ? ?








つづく 。。。





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