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■ [ インテリアにおける日常災害とその対策 ]
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「家の中は安全!だなんて、遠い昔の話し!」
そんな言葉の聞かれる昨今、マスコミやら住宅関係者の声もしだいに大きくなっているようです。
つい先日、私の実家がある町内会(古!)で、「安全マップ」作りをするから手を貸して欲しいと依頼され、町内のお爺ちゃん・お婆ちゃんたちとワイワイガヤガヤと地図作りに勤しんできました。
ご老人(失礼)たちだけでなく、例えば小学生、女子学生たちにも利用できるよう、夕方の通学路に出て、「危険」箇所の聞き取り、電灯がなく、夜には暗くなる場所などの死角の調査も数日に渡りしたものです。
まぁ出るわ出るわ、「よくこんな危険な街で、何も知らず過ごしてきたな!」と改めて気づかされるほど、危険個所は膨大にピックアップされました。
「危険」というものは、予め「予測」や「予知」をされていれば、そう恐ろしくはないものです。
何が一番危険かと言えば、突然、いきなり、唐突に、意外なことが身に降りかかるから「危険」なんです。
すぐに対処できないから。
家の中でも同じことですね。
例えば家庭内で圧倒的に多い「階段」での事故。
高齢者の方であれば、「浴室」での死亡事故の次ぎに多いほど命に関わるほどの事例であるにも関わらず、その認識が甘いのか知ろうとしていないのか、安易に見過ごされているケースは多々あります。
室内においても、滑ったり、つまずいて転んだり、階段での転倒、滑落事故などがおこります。
そこで今回は、インテリアにおける日常災害と、その対策の例を簡単に解説しておきます。
甘く見ることなく、是非、参考にしてみて下さい。
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■【不完全燃焼による中毒】
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つい最近でもニュースで騒がれました、松下電器産業(株)のアレです。
開放型燃焼器具の不完全燃焼により、一酸化炭素中毒が発生し、中毒を起こし、死に至るケースも報告されています。
・ 松下電器産業(株)
-> http://www.panasonic.co.jp/
HPより抜粋
「1985年から1992年製のナショナルFF式石油温風機及び石油フラットラジアントヒーターには事故に至る危険性があります。当該対象製品を未点検のままご使用になりますと、一酸化炭素を含む排気ガスが、室内に漏れ出し、死亡事故に至るおそれがあります。」
昨年の末から、一番暖房機器が売れる時期にも関わらず、松下はこの事件にコマーシャルなど広告宣伝費だけでなく、人的労力など、莫大な損失を被りました。
機種が古いこともあり、まだ名乗り出ていない方も多いようで、この後が心配されますね。
あなたは大丈夫ですか?
★対策…
密閉型燃焼器具を用いたり、開放型を使用する場合は換気扇連動とすること。
と、簡単に専門家は言いますが、これなども意識を持って、購入時にはメリットだけでなくて、問題点なども聞きたださないと、数年後に、突然自分の家族が被害者になることになります。
もっとも今はそんなにヤバイ機器はないと思いますけど(笑)
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■【階段などからの転落】
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冒頭でも説明しましたが、階段での事故が家庭内では一番多い事故だと統計で出ています。
今一度チェックしてみて下さい。
勾配が急であったり、段板が滑りやすい材質の場合に転落が多いのです。
そして、下降時の方が転落しやすいものなんです。
★対策…
法的規制以上に路面を大きくし、蹴上げを小さくすると昇降しやすくなります。
以上は建て替えであったりリフォームの際に気を付けたいところですが、今ある階段をどうするかを考える場合には、
身体を支える手すりを設置したり、段は滑りにくく、万一の転落時の衝撃を吸収する柔らかい材質などをプラスに設置することを考えて下さい。
今ではホームセンターなどでも、そんな安全器具が販売されています。
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■【手すりなどからの転落】
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手すりや窓台を越えて子供などが転落することなどです。
大人が想像する以上に子供はどこでもはい回るし、這い出ます。
手すりに限らず、子供にとって危険だと思うところは、全部「つぶしていく」勢いでもぜんぜんオッケーだと思います。
★対策…
手すりの高さは基準法の最低高以上とし、手すりの桟などは足を掛けて登りにくいデザインとしたいところです。
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■【床面での転倒】
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床材、ワックスなどの選択ミスや、小さな段差による滑りや転倒が多いですね。
高齢になればなるほど、少しの段差でも気づかない場合が多くあります。
現代のバリアフリーのように「過保護」であればあるほど、外に出た時のギャップが大きく、その意識の差が事故に繋がるケースもあります。
要は、危険な場所を危険だと認識させてあげればよいわけで、小さな段差などは、その差を際だたせる工夫も必要です。
★対策…
単純に家の中だけで言えば敷居などの段差をなくすこと。
水などで濡れても滑りにくい材質を選ぶこと。
小さな敷物をさけて、カーペットの端部をしっかり固定すること。
転倒時の衝撃を吸収する柔らかい材質とすること。
などが挙げられますが、先にも述べた通り、過保護は逆効果になりかねません。
ハウスメーカー、住宅業界、建築家の言う安全がすべて「自分の家」にあてはまるわけではないので、やはりその見極めが必要になりますね。
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■【火傷】
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調理中や開放型燃焼器具の使用時の火傷が多いです。
これはもうなんて言うか、自己管理ですね(笑)
★対策…
直火を使用せずに済む電磁調理器具や、密閉型燃焼器具を使用したいところです。
特に高齢者の場合は注意しましょうね。
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■【溺水】
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浴槽などで溺れる事故が多いです。
家庭内死亡事故のワースト1です。
これだけは、どんなに注意しても注意し過ぎることはありません。家庭内で溺れるなど、あってはならないことです。
★対策…
なるべく浴槽や洗濯機に水をためておかないようにすること。
浴槽入り口に鍵を設置するなども言われますが、逆に中から鍵をかけられたらそれが恐いですから、ケースバイケースですね。
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■【衝突】
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ドアや突起物に歩いていると衝突する。
足の爪先、特に小指なんかをタンスの角などにぶつけると、それこそ「死ぬほど」痛いですよね(笑)
こちらも加齢すればするほどぶつかる率が高くなります。
自己管理の範囲で考えるのでなくて、こんなことも意識しながら家具の配置を決めたいところです。
★対策…
移動のための動線と、ドアなどの移動軌跡を重ねないこと。基本です。
壁面の突起物は利用者が接触しない位置と決めることなどです。
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■【その他】
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ドアへの挟まれ、鋭利な部分での切り傷。
棚上の物の落下。
爆発事故。
感電事故などなど。
ね、思った以上に危険なところでしょう? 家の中って。
でも、家具やインテリアが悪意を持って住人を襲うなんてことは絶対にありえませんから、やっぱり本人の普段からの意識づけが大切なんです。
そんなこと、家族で話し合ったことがありますか?
起こってからでは当然に遅いのです。
どうでしょう、今晩にでも家庭内の「危険マップ」を作ってみては?
町内会でも話しましたが、一番の安全対策は、
人と人との「コミュニケーション」なんです。
町内でも家庭でも、危険個所を無くす努力より、そのための努力をする横と横との会話自体が危険を未然に防いでくれるものなんです。
インテリアコーディネーターの仕事も、案外「お悩み相談」的な側面を持っていますからね(笑)
もし何かでお困りの時、「国民生活センター」のHPもお役立ちです。
・ 国民生活センター -> http://www.kokusen.go.jp/
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