■ [ 心して家具達を愛してやって下さい ]
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〜 梅雨対策は とても大事です 〜
古いつき合いの方であれば「もうそろそろ、、、」と思われていたことでしょう。
今年もこの時期、「梅雨対策・カビやダニ、結露対策」です。
とは言っても、別に特別なことをしようと言うわけではなくて、この時期にあえてお部屋の「模様替え」をしようと呼びかけているだけなんですけど(笑)
さて、また、「うっとぉしい」季節、いやいやいや、「楽しい季節」の到来です(笑)
確かに、気持ちは持ちようです。
「うっとぉしい」と思えばイヤんなるし、「いよっ、雨だね。雨も良いもんだねっ」って思えば、雨は雨の日の楽しみ方があるものです。
ここ数日、雨の日が続いていますが、小学生の下校時間には、黄色い傘を振りつつ子供達が、「雨降り、フォー!」って連呼しながら帰宅していました(笑)
オフィスで図面をひきながら、それを聞いて皆大爆笑しましたが(笑)、なるほど、私たちも子供の頃は、ただの雨でさへ、ちっちゃな水たまりでさへ「うきうき」したものでした。
わざと長靴で水たまりに飛び込んだりしてね。
「この季節も良いものです。梅雨には梅雨の楽しみ方がありますね。Y
a b u c h 様もお体に気を付けられて … 。」
毎年この時期になると想い出す、心に染み入るような一通のメールの中の一行です。
そのメールを想い出すだけでも毎年梅雨は、私にとってとても価値のあるモノになるのですが、存外いつも脳天気な私はこの梅雨時期も好きだったりします(笑)
梅雨の時期に突入すると、日々、「雨の日も良いもんだなぁ」、「梅雨もね、畑には恵みの雨よ」、「これで渇水に悩まされることもないでしょう」などと、半分慰めなのか諦めのような言葉を交わし苦笑いしたりもします。
でも数年前はホント、苦笑いなどではすまなくて、私の住む地域も大雨や強風による甚大なる被害がありました。
自然の怒りというか何というか、地球のエネルギーの強さや自然の驚異をまざまざと見せつけられた思いでした。
タレント兼お天気予報士の石原良純氏も、「予報が外れて、何かあなたたちに迷惑をかけたか! えっ! 別に命まで取られるわけでもなし。雨には雨の、天気には天気の過ごし方があるんだぁぁぁぁ … 。」(ずっとつづく)
とTVの向こうで毎年叫びますが(笑)、確かに天気が予報と違うからといって、その天気と命のやり取りまでしたことのない私では、「ごもっとも!」と頷くほかありません。
まっ、くだらない前置きはこの辺にしておいて、家具に限らず、日々暮らす上での雨の季節の注意点などを今回からお伝えします。
例えばセブンチェアやアントチエアなどの脚部分など、スチールパイプを使用している家具に付く「錆び」や、肉厚なソファについても「錆び」や「カビ」対策などがこの季節には必要になってきます。
もっともこの季節だけでなくて、高温多湿の日本では年中、家具の手入れは必要になるんですが、その点に重点を置いて説明するコーディネーターは少ないですね。
いつも梅雨前に、今さっき思い出したように、ちょっとだけ触れる程度がほとんどです。
でも、実は私は、日本で家具を取り扱う者としては、この問題が一番か二番くらいに重要なことだと思っています。
家具の寿命は、構造的な破損もそうですが、昨今では「人の気持ちの飽き」が半分くらいだと私はくどいほど言っています。
その「飽き」の原因の一つが、「家具に付く錆びや、カビによる臭いや変色」などによるものなんですねぇ。
日本人は「見た目」が良くないと、すぐ放り出しますから。
そして、
「日本人はとにかく家具のメンテナンスをしない!」
北欧スタイルやイタリア・ヨーロッパ、そしてアメリカの生活をインテリア雑誌などであこがれて真似るのに、雑誌に映っている写真の表面だけなぞってその気になっちゃってます。
「使い捨て文化」の弊害ですね。
インテリアや家具だけでなく、人の日々の生活を重んじる国々では、驚くほど自分の家具や建物を丁寧に、生涯扱います。
なぜなら、家具は「家族も同然」だからです。
椅子のパイプの脚に錆びが浮けば、すぐに錆び取り剤でごしごし落とします。
木製の家具、チェストやキャビネットにシロアリが小さい穴を作ったとしても、長年使い込んでいる証拠! それも「柄」の一つだと嬉しくなります。
ソファは、天気の良い日などクッションや座の部分など、天日干しにします。
革素材ならば、丁寧に専用クリームを塗るし、クッションのローテーションも欠かしません。
万年床ならぬ、万年ソファでは決してありません。
色が落ちれば自分で塗装をするし、破損すれば補修します。
ファブリックが破れれば、自分で縫います。
「自分でやれば出来損なうかも。それにお洒落じゃないし。」 ????
とんでもない!
出来損ないもそれはそれで「あじ」というもので、お洒落かどうかは、自分の心が決めれば良いのです。
それがホントの家具やインテリアとの付き合い方だと私は理解しています。
「あなたは家族の一人が失明したからといって、家から追い出しますか?」
「交通事故にあって片足を切断したからといって、あなたは知らないふりができますか?」
そう私の目を真っ直ぐに見て問いかけたのは、ある家具メーカーをグループ傘下に置く海外の大富豪のオーナーからでした。
どんなに無駄遣いしても人の一生では使い切れないほどの資産を持つこの老人の自宅は、確かによく見れば、新しく買い足した家具などはほとんどなくて、9割以上が先代から、そして先々代から使われている家具たちでした。
隣に座る通訳の口から吐かれたこの言葉に、それでも老人の目に射すくめられて身動きもできない私は、内心身震いをしたものです。
家具とはまったく関係ない、ビジネスの話しをしに行ったのにねぇ(笑)
そんな強者は別格だとしても、是非みなさんには息の長い付き合いを、お持ちの家具たちとして頂きたいと思います。
そのためには、もうすぐ訪れる梅雨の季節のメンテナンスが最も重要になってきますので、どうぞ、今年も、心して家具達を愛してやって下さいね。