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■ [ 河井寛次郎記念館の鞍型スツール ] 
………………………………………………………………………………………

「椅子さがし建築めぐり (単行本) 」竹内 正明氏著
-> http://tinyurl.com/znyhw 
………………………………………………………………………………………



以前、京都国立近代美術館の L C 1 の紹介した後、かなり多くの方から

「京都はそれだけではない。あそこにはもっと楽しい椅子がいっぱい置いてある」

というお便りなどを頂きました。


なるほど、その多くは私も興味をすんごくそそられるものであり、実際にそれで出かけていったことのある場所もたくさんあったりで、すべてをここで紹介してもよいのだけれど、

しかし今回は、竹内氏の書いた「椅子さがし建築めぐり」に強く共感を覚えたので、その内容にそった紹介をしている次第でして、

その辺りを斟酌して頂ければありがたいものです。



もっとも今回お便りでご紹介下さったところは、このメルマガが「家具FUN」と名の付くものだけに、必ずご紹介する機会に恵まれることでもありましょう。


んで、今回もいろいろとご紹介メールを下さった皆さんには、

「感謝! 感謝!」でございます。



さて、そんな中で特に京都繋がりで今回ピックアップするのは、河井寛次郎記念館の「鞍型のスツール」と、京都大学総合博物館の「プリマ」となります。


※ 河井寛次郎記念館
-> http://hcn.plala.or.jp/fc211/sagi/


※ 京都大学総合博物館
-> http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/indexj.html



ともに語るには一週や二週ではとても語り尽くせない「ところ」ばかりではあるんですが、なんとか頑張ってみましょう(笑)




「一般の人たちが普段から用いているものに宿る美」


皆さんも経験がありませんか?

無名の家具、日々何気なく使っている道具などに「ふと」心惹かれることなど。


河井寛次郎氏は有名な陶芸家でもありますが、私がその名を知ったのは、「民芸活動」という「柳宗悦」氏と「濱田庄司」氏と3人で発起された芸術運動に関して調べモノをしている時でした。


※ 日本民藝館
-> http://www.mingeikan.or.jp/index.html

※ 柳宗悦
-> http://www.mingeikan.or.jp/Pages/soetu.html

※ 濱田庄司
-> http://www.mingeikan.or.jp/Pages/hamada.html



小難しいことは省きますが、要するに「一般の人たちが普段から用いているものに宿る美」を見出そうとした運動であって、その定義として9つ、

・ 鑑賞するだけではなく何らかの実用性を備えたモノ−実用性

・ 民衆の要求に応えるために数多くつくられたモノ−複数性

・ 繰り返しの労働によって得られる熟練した技術を伴うモノ−労働性

・ 誰もが買い求められるほどに値段の安いモノ−廉価性

・ 特別な作家ではなくて無名の作家によるモノ−無銘性

・ それぞれの地域社会の暮らしに根ざした独自のモノ−地方性

・ 先人たちの技や知識の積み重ねによって守られてきたモノ−伝統性

・ 風土や自然の恵み、伝統の力といった目に見えない大きな力によって支えられてきたもの−他力性

・ 複数の人間の共同作業によって数多くつくられてモノ−分業性

があります。



どうです? 素晴らしいコンセプトでしょう!


デザインで言うと、日本で使われている多くの実用品は、名も無き工人によって、「使う」ということだけに忠実なデザインが施されています。


今でこそ「グッド・デザイン」などと、どこの誰が何の目的で賞を与えるのか私などは極めて眉をひそめる日本的権威なモノもあって、

それでもある部分のある人たちのモチベーションを上げる手伝いにはなっているようですが、

本当の部分、つまりはそこに「潜む美」というものにこそスポットライトを当てようというコンセプトです。


ちなみに「柳宗悦」氏は、家具FUNでもお馴染み「柳宗理」氏の親父さまです。


※ 柳宗理のプロダクト・インテリア
-> http://tinyurl.com/n4tov



私事でいうと、私は心打つモノや言葉、行動、風景などなど、すぐに手帳に書き記す「癖」があるのですが、

その手帳の中にある「心打つモノ」の定義すべてが、この民芸運動のコンセプトの9つの中に含まれていて、なにやら胸を打たれる想いがしたものでした。


まさに「民芸」とは、「日本人の美」そのものではないか!とさへ思います。



河井寛次郎記念館には、河井氏がデザインした椅子も並べられていて、素材の「素」の部分が最大限活かされた作品となって、力強くその場にたたずんでいます。


ロハスだとか何だとか、どこかの企業の宣伝文句に踊らされた薄っぺらな流行よりも、ずっと以前に日本人たる日本人は、

自然と語り、素材と真摯に向き合い、自分の人生を精一杯生きてきたものなのだと、しみじみ思いもし、考えさせられます。


その結果がつまり「無銘」であることだとしても、それは決して恥じることではなくて、むしろ誇りであることを胸に刻みつけるべきことだと、私なども強く思います。




「鞍型スツール」
-> http://www.ink-line.com/chair/chair07.php


「木」という素材が、人の手により「椅子」として生まれ変わるべき最低限の加工だけが施されているだけのモノです。


しかしそれは、○○○○○賞や△△△△賞とか、特別に無理から付けられる人のある部分の作為的な誇りではなくて、

必ず、きっと、誰もが本来、絶対に持っているであろう心の中の強靱な美しさを秘めた部分、


そんなのを見つけた時、私はやっぱり感動するなぁ〜。


デザイナーズだとか、有名メーカーのだとか、外国製だからだとか、そんなのはたぶん、ぜんぜん些細なことだったりするんだろうと思います。




 
■ [ 京都大学総合博物館のプリマ ] 
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「馬肥ゆる秋」

なんか「良い感じ」ですね(笑)

なぜだろう? 今年は特に「秋」の「良さ」を感じる今日この頃です。



「食欲の秋」

私もこの頃少し 腹が出てきたようです。

中年太りというにはまだ早いと自分では思っていますが、人はたぶんそう思い込むことで、今の自分と折り合いを付けて、ぶくぶくと太っていくに違いない。




先週は大変失礼致しました。

中には大変手厳しいご意見も頂戴しましたが、

「無事合格を勝ち取られた方々に、是非おめでとうを!」

なんてメールもあって、しばし人の心のあたたかさに目頭が熱くなる想いもしました。


日々、人の倍以上の努力を淡々とこなす者にとっても、大変励みになるものです。


私と正反対の、そんな奥ゆかしい連中になりかわりまして、お礼申し上げます。

「ありがとうございました」




さて、前回は「河井寛次郎記念館の鞍型スツール」に関連して、「民芸活動」を中心に話しをすすめていました。


※ 河井寛次郎記念館
-> http://hcn.plala.or.jp/fc211/sagi/ 



イタリア、アメリカ、フランス、北欧、年若い人たちが憧れる海外、

歴史を紐解いていくと、日本においてもそれらの国々に負けないほどの「活動」や「運動」があったことがわかります。



日本で最高のバッターでも野手でもあるイチロー選手が、大リーグの中にあってもやっぱり一番であるように、

日本の4番で勝負強い松井秀選手が、NYの中にあってもその紳士的な振る舞いから市民に愛され、なによりチーム一の勝負強さを発揮しているように、

日本の歴史に息づいた家具や精神においても、やっぱり世界に誇れる「形」となって今に残っています。




社会主義国である中国がなぜにあれほど「歴史」に対して神経質なのかという問に対して、もちろん日本軍のしてきたことは私たちが感じる以上に被害者であるかの国の人々を傷つけましたが、

それとともに、社会主義国というものは、厳しい統制の中にあるのはご承知の通り、

それら統制はあらゆる分野に及びますが、なによりも決定的に「未来」に対して門戸を閉ざしています。

中国を出れば自由になれる。

中国に戻れば不自由になる。

そんないわば究極の「折り合い」の中にいる中国人というものは、やはり当然として過去に対して意識し、勉強もし、誇るものでもあるのでしょう。



ちょっと余談ではありますが、今現在、北朝鮮の核にからんでテレビでも新聞でも日本ではやんややんやの大騒ぎですが、

その「核」の問題。


日本のマスコミや新聞、議論の中心であるべき者たちがこの後に及んでもまだ日本の「核」に対して議論すること、口にすることさへタブーとしている姿勢についてですが、


こんなの、当の本人、当事者である日本だけですからね。


日本以外、世界的論題として、「日本の核武装」に関しては喧々囂々と予測み含め当然のこととして話されています。


日本を I A E A から脱退させ、そして核保有を認める。

そんなレポートまで有名な新聞に掲載されるほどです。


私から言わせると、「これが当たり前」。



ある意味「究極の社会主義国・日本」ですから、マスコミの動きはそれなりに合点がいくとしても、自分の都合の良い情報しか耳に入らない日本人その人にも、大いなる疑問を私は抱きます。


国連憲章7章第41条、非軍事的措置としてもそれはほぼ「準・戦時」状態に他なりません。


なんだろう、この国の緊張感のなさは?

北朝鮮の行動そのものも不可解ですが、いやいや、この国の人たちも、「超・わかんねぇ〜!」(笑)




まっ、そんな Y a b u c h の勘違い的取り越し苦労はほっといて、



そんな日本の頭脳の最高峰「京都大学」。

本日のお目当ての家具は、その京都大学の総合博物館の中にあります。


※ 京都大学総合博物館
-> http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/indexj.html


この博物館の文化史系展示室の2階エレベーターホール前に、マリオ・ボッタデザインの「プリマ」が置いてあるそうです。


「そうです」いうだけあって、実は私、ここに行ったことがありません。

もちろん、間違いなく行くつもりではありますが。



今回のコラムで「なにが言いたいのか」というと、家具やなんかよりも、とにかく、やっぱり、「好奇心」はとっても必要なアイテムなんだなぁ〜としみじみ想うものです。



竹内氏も言われているように、

この京都大学総合博物館は一般に開かれた施設です。

誰も拒んではいません。


なのに、大学? 博物館? うわっ、ちょっとやめようかなぁ〜なんて、

たぶんこの施設の前を通り過ぎたことのある人はいっぱいいると思います。

でも、すぐに「入ろうなんて思う?」

なんか、変に「ビビらない?」、「気後れすることない?」(笑)

なかなか足を踏み入れる機会もないだろうし、ね。



でも、勇気!?を振り絞って中に入ってみることで、それまでのイメージ、良いものであろうが悪いものであろうがそれは裏切られて、

絶対にいっぱいの収穫を持って帰れるはずなんです。


「何か新しい発見をするためには、このような一歩がとても大切」

なんですねぇ。

「勇気」 = 「好奇心」と言い換えても良いです。




マリオ・ボッタは、時計などで人気ですかね、日本では。

「プリマ」も秀逸な椅子ですから、是非この機会に見るなり触れるなりして欲しいものですが、


今回 絶対 覚えいて欲しいのは、どんなに立派な建物でも、雰囲気が違っても、自分のキャラじゃなくても、内心ビビっていても、

「勇気ある一歩を踏み出そう」!!

ってことです。



なにより、その向こう側には、きっと自分の世界を何倍も広くしてくれる何かが、そんな大いなる収穫の数々が待っていてくれているはずです。




さぁ、季節も良い「秋」です。


冒頭の「核」のことではそれこそビビらせましたが、

私たちを勇気づけてくれる観測では、北朝鮮がミサイルを撃てば、6分で北朝鮮はこの世から消滅します。


北朝鮮はもう数回は核実験するにしても、強気なのは年内までで、年があければその姿勢は軟化するでしょう。

今は北朝鮮も秋の収穫期だから、食べ物があるから強気なだけです。


まるで冗談のような現実があの国の事実ですから、にわかには信じがたいかもしれませんが、

私たちは 今のこの時を大事にし、

平和を謳歌し、感謝し、自分の出来る限りのことを精一杯でもって行いましょう。


勇気を持って、好奇心でもって、第一歩です。








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