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 [ 「家を買うこと」の世界観 ] 
………………………………………………………………………………………




「理想と現実は違う」とは、よく聞くフレーズですが、


さすがにそれを自分の担任の教師の口から聞いたときは、心底腹が立って、その先生の髪をひっつかんで、座っている椅子から引きずり倒し、

「お前、それが教師の言う言葉か!

自分の理想を現実にすんのが生きるってことだろうがぁ! おっこらぁ!」

って、40代の大の男を泣かせてしまった高校生活を持つ私です(笑)


私だけではなくて、他の生徒や人の可能性を常日頃から「せせら笑う」ような先生でしたから、私が大泣きさせるまでの前にもいろいろあったのですが、


社会に出ると意外や意外、「そいつ」だけではなくて同い年の者や年下の者なども、まるで同じことを言っている場面に出くわしたりします。


私的に控えめな表現で言わせてもらうと、そういう輩は「反吐が出るほど嫌い」なものですから、

そっとその者のそばを離れます。

一生(笑)




さて、今回、とても良い子には読み聞かせられない冒頭から始まりましたが、

これから先に私がお話しすることは、そんな

「私以外の普通の人には理解できない」

事柄が混ざっている可能性がありますので、

どうぞ、そのことを肝に銘じて読み進めていって下さいまし。



つまり、私の言っていることが理解できなくても、ちっとも変ではありません。




今回からは少し、私の思う「家を買うこと」の世界観をお話ししたいと思います。

特に改まって言うことでもありませんが(笑)


その中には、よく質問で頂く「なぜ Y a b u c h さんは建築ではなくてインテリアなのですか?」との「問」の答えも含まれますので、

これをもって「回答」とさせて頂きます。





このメルマガでも何度か言っていますが、

マイホームを手にするために、30年とか35年とかのローンを組むことなど、私は「狂気の沙汰」だとしか思っていません。

すでに「そのこと」をしてしまっている人には、耳障りの悪い話しとなりますので、加えてお覚悟下さいまし。




気分の悪い話しが続きましたので、それではまず、

「マイホームを建てること」、「自分の家を持つこと」の醍醐味とかメリット、「手に入るもの」を考えてみましょうか。


リラックスしてごく簡単に考えてみて下さい。


あなたの考える、持ち家の魅力とはなんでしょう?




見栄? 

も当然あるかな。


自分の好きな趣味が生かせる?

とすると、自分の生き方がそのまま体現できるから?


ということは、

心豊かに暮らせる?



例えば音楽や映画鑑賞が好きな人であれば、

防音ルームを設置して、自分の好きなだけ、好きなアーティストの好きな曲、大好きな映画を好きなだけ聞いたり観たりすることができる!



読書好きな人であれば、もちろんマンガでもいいけれど、

集めた雑誌や本、マニアックな希少本、好きな作家のマンガを好きなだけ集めて、自分の部屋の自分の本棚をいっぱいにしたい!



大好きなペットたちと一緒に、車の少ない環境の良いところで一生過ごしたい!

ペットが出入り自由な小窓の付いた玄関や部屋、足の洗い場のある庭。



海が大好きで、一日数時間波に乗っていないと落ち着かなくなる自分、

板やジャケット置き場と、汐にふかれた体を洗うシャワールームなどは、R V の車庫のすぐ横に設置!



料理が好きならキッチンを火力大きいプロ並みに、


園芸や手芸などのお教室を後々には開きたいと思っているなら、少々広めの空間を、


狭めでもいいから庭は絶対必要!

だって、週末になれば庭で友達を呼んでバーベキューや焚き火をしたい!



たぶん、これらの魅力は持ち家があってこそのものでしょう。




そしてなにより気分的に大きく思うことは、


払い続けるだけの賃貸の家賃と違い、

やがて自分のものになる持ち家のために払うお金の質や気分は「明らかに」違いますね。

あと何年で自分のものになるという満足感は、賃貸では絶対に得られないものです。


もちろん持ち家には、資産的価値という側面もあります。



日本人的「持ち家」に持つ価値観の多くは、


自分のライフスタイルが充実する!

家族に満足な生活を与えてあげられる!

ライフスタイルが豊かになるし、快適になる!


そんな「目に見えない」精神的な、気分的な価値を重要視する人の方が多いようです。






うひっ。


私もそれは否定しません。

もちろんだと思います。


うひっ。





でも、本当にそうなのかな?

ホントなのかな?


うひっ。
 
 
 
 
 
■ [ 家を買う前に、「そんな想像しています?」 ] 
………………………………………………………………………………………



「理想と現実は違う」

そううそぶく者の言い草はいつも、ある種の諦めと、ともすれば自分では「叶えっこない!」という「絶望」の響きさえ含ませる時があります。


だから私は、そういう者には本気で頭にくる!

だから腹が立つ!


まっ、大きなお世話でしょうが。


自分が想う理想は、自分しか叶えることができないだろうに、ねぇ。

そのために生きてんだろうに、ねぇ。






人は自分がいよいよ「自分だけの家が欲しい!」と考えるとき、

持ち家だからこその魅力「のみ」考えがちです。

想いがそこにしか行き渡らない、だって、「楽しいから」(笑)


つまり、自分の未来を想い描くとき、自分の理想と「持ち家」を自然に重ねてしまっています。


ハウスメーカーなどの営業の話術、そしてマスコミが何の思慮もなく垂れ流す情報が「そうさせる」、とも言えますが、


でも、「家」って一生で一番高価な買い物ですよ。


そんなに簡単に「理想にふけって」うつつを抜かすのは、取りも直さず自分自身の「罪」そのものです。




持ち家があると、自分の理想が実現する、趣味が充実する、生活が豊かになる、家族が幸せになる、

そして、自分の人生をおくることができる。


これは、裏を返せば、

「持ち家がないと自分の人生は意味がない!」

と言っているのと同じ事です。

たぶんご本人はお気づきではないと思いますけれど。




いつも「お金が欲しい! お金が足りない!」と、

「もっとお金があれば!」と、

自分の現状を嘆いてばかりいる者に限って、

例えいくらお金が手に入ろうと、底なしのように

「まだまだお金が必要!お金が足りない!」

と一生言い続けるのと同じことです。



例外なくお金持ちが幸せであるなどと、安直に考えるのと同じことです。



例えば、豪華で広い、誰もが憧れるホテルのような住まいに住んでいるお金持ちは幸せでしょうか?


毎年支払う目ん玉飛び出るくらいの固定資産税。

相続税など、自分が死ぬ数十年も前から対策を打つことになります。

自分の死後を想像しながら。

自分が心血そそいで稼いだお金、びた一文、国になどやるものか!

自分が死んでから、子供達は仲良く暮らしていけるだろうか?

お金のことで揉めやしないだろうか?




夜景が綺麗なベランダで、毎晩「美味しいカクテルを」。

食事はフランス料理かイタリアン。

和食は懐石、中華は週に控えめに2度ほど。

週末になればお友達を呼んで「パーティーを開いて、親交を深めるの!」



まさか、そんな風に「理想」を思って憧れてなんかいませんか?



アホか(笑)

そんな生活していると、直ぐに精神が病んで、アル中か糖尿病で病院送りだわさ。


ベッカム様みたいに、家族の誘拐を恐れて、何億円も使って S P を雇いますか。



テレビなどでマスコミが騒ぐ「セレブ」など、大金持ちと言ってもたかが知れています。

そしてまだまだ「人に見られる」仕事であれば、「目つき」も多少は普通ですが、

本当の世界の大金持ち、例えば自分が働くこともなく、一生かかっても使い切れないお金の、その何億倍ものお金持ちの「目」ってね、


死んだ魚の目、のようなんですよ。


「おいおい、俺が見えてるかい?」ってね。

もっとも、私ごときなど、その者にとっては見る必要もない「チリゴミ以下」でしょうけれど(笑)





いやいやいや、そんな極端な例など聞いていない!

ホントに慎ましく、身の丈に合った持ち家が持てればいいよ!


って人、


「本当に?」



「別に想い描いたっていいじゃない! 私の勝手でしょ!」


「ホントに?」





さて、「おとぎ話し」はこの辺りまで、現実に戻ります。



一般的な話しとして、「家を買う」ということは、

基本的にひとつ同じ場所に長く住み、あるいは一生住み着き、

そして長期のローンを組むことを意味しています。


ローンにしたところで、30年とか35年の長期ローンが一般的でしょう。


例えば35歳で35年のローンを組んだとして、70歳までローンを払い続けることになります。

まっ、実際には「繰上返済」をしたり、退職時に退職金で一括返済する人もいますが、


それでも、ですよ、今の時代、


「あなたの努めている会社が、今後35年も存続しているという可能性は、どれほどありますか?」

「その会社に、あなたが今後35年努めている可能性は何%ですか?」

「景気後退、売上減少で、あなたの給料は減りませんか?」

「それより、リストラされて解雇される可能性はありませんか?」




「上司とうまくいかない。こんなイヤな会社、すぐでも辞めたいのにローンがあるから辞められない。」

「毎月の返済が悩みの種。好きなグルメも旅行も減らしたわ。」

「子供の養育費とローンで精一杯! 自分の服なんて、ここ数年買ったこともない!」




持ち家があると、自分の理想が実現する、趣味が充実する、生活が豊かになる、家族が幸せになる、

そして、自分の人生をおくることができる?



ホントに?



逆に、自分の人生を「縛っていないですか?」

「狭く狭くしていませんか?」




家を買う前に、「そんな想像しています?」



恐ろしいことに、30年や35年の長期ローンを組んで家を持つ人って、

現実に自分の将来や未来を考えて組む人はいません。

つまり、確たる信念や確信があってハンコを押してはいません。


ほとんどの人が、

「ちょっと不安だけど、まぁなんとかなるだろう」って。


そんな「気分」で、気の遠くなるような長期のローンを組んでしまいます。


これが「現実」です。


そして私は、バブル期以降に、そんな人たちが列をなして首をくくるのを現実に見ています。



家を持つってね、

「シャレや酔狂」では絶対にないんです。



 
 
 
■ [ 家と不動産と、自動車と人と ] 
………………………………………………………………………………………



例えば、

「家」の次くらいに高価な買い物とは「何でしょう?」

やっぱり、「車」、でしょうか。



家を買う前のイメージとして、「自家用車」と「持ち家」を同じように考える人がいます。


もっとも今の時代、ひと言で「車」といっても、それこそ普通の家が建つほどの価格帯の車もありますが、


だからと言って、「車」を持つことと「家」を持つこととでは、まったく持って「異なるもの」であることを、ここでハッキリと考え直して下さい。




例えば「品質」。

「車」であれば、ほぼ、どのディーラーで購入したとしても、それぞれが違っているなんてことはまずありませんよね。


同じグレードのレクサスを比べてみて、あのレクサスのステアリングはでかくて、こっちのステアリングは小さい、

シートも座ってみると、あっちは良い感じなのに、こっちは背中がゴワゴワする、なんてこと、

日本車に限ってあるわけがないですよね。


「そんなことはあるわけない」という安心感があります。


そんなことは、トヨタであれホンダであれ、ニッサンであれ、三菱は別にして(笑)、まずありえない話しです。



もしも、です、

そんなことがあった日にゃー、ほら、大変でしょう?


運転中、エンジン付近からなんだか変な音がする!
エンジン音が大きくない?
ドアがちょっと普通に閉まらない!
ブレーキが甘い!
ワイパーが規則正しく動かない!
ハイテク機器の操作の仕方がわからない!

果ては、

子供がルーフに頭をぶつけた!
思っていたより車内が狭いと子供が文句を言う!

なんてことを平気でディーラーの営業マンを呼びつけて、「クレーム」と称する「言いがかり」をつける頭の悪いバカ親もいるそうですが、

それでも車のディーラーの営業マンは、飛んできて親身になって話しを聞いてくれて、解決策を提案してくれるはずです。



故障であれば、保証期間内が原則でもほぼ無料で修理してくれるでしょうし、万が一リコール製品であれば、もちろん無償で車の交換に応じてくれるでしょう。

場合のよっては契約の無効、支払った代金の全額返還にも応じてくれるはずです。



これは、トヨタであれホンダであれ、ニッサンであれ、三菱系列は別にして(笑)スズキであれ、スバルであれ、例外はないはずです。


日本車に関わらず、メルセデスにしろ、B M W にしろ、近年ではアメ車系もとても親切丁寧な対応をしてくれます。

イギリス車しかり、イタリア車しかり。





ところがどうでしょう?

「家」の場合。

そして「不動産」の場合。



購入するまでは、「判子」を押す前まではあれほど親切だった、親身だった、笑顔を絶やさなかったハウスメーカーの担当者さん、


「悩みならなんでもうち明けて下さい」、「建てた後もお世話をさせて頂きます」と、人生さへも相談したくなるような建築家さん、

ラジオもやってる、著作もある、セミナーもいっぱいこなしている、建築家さん、


「ここなら保証します。間違いないです。」と、ナンバー1を奨めてくれたはずの不動産屋さん、



なにか不都合があった時、欠陥が見つかった時、話しに食い違いが生じた時、

その者たちを納得させる、認めさせる、非をわからせることは「至難の業」です。

なにより、時間と費用を膨大に使ってしまう場面が多々生まれます。




「車」のディーラーのように、ちょっとのことでも飛んできて、自分の身になって対応してくれることなど、まずありません。

あっても「最初だけ」です。

当たり前ですが、「新品と交換」することなんて絶対にありえません。



だからと言って、メーカーや建築家や不動産屋を責めることはできないんです。


不動産の取引に限っては、なにひとつ同じであることはありませんから。




ちなみに不動産取引の大原則のひとつですが、


担当者が良い人だから、営業マンが親切だから、

などということと、

そのメーカーが信用できるとか、良い物件だとかは

「本質的に関係ない!」

ということを、骨身に染み込ませて下さい。



よくあるケースですが、

営業マンが自分の家族の写真を見せたり子供の話しをしたり、

今まであった成功事例をまるで我がことのように喜んでみせたり、

ホントに誠実さだけが売りのような営業マン、

と、

あなたが望む、希望する良い物件とは、

「まったく関係がありません!」



「そんな人が奨めるモノだから」、良いなんてことと、安心なんてこととは、

家を建てること、不動産取引とは「別物」なんです。



逆説的に言えば、家を建てようとする者は、不動産取引をしようとする者は、

「だからこそ、自分だけは情に流されず、ほだされず、冷静に判断する!」

と覚悟すべきなんです。



動くお金が「でかい」分、トラブルの質も、内容も、対応も、そして代償も必然的に大きなモノになるからです。





株や相場で損をする人の特徴は、お人好しで気の良い、優しい人です。


詐欺に合う人の特徴は、お人好しで気の良い、とても優しい人です。


不動産取引で失敗する、トラブルに合う人の特徴は、人の話しはあまり聞かない、でも気の弱い、だからこそ雑誌やネットで「耳年より」になってしまい、

とてもお人好しで、とっても気の良い、性格も優しく、人をすぐに信用してしまう人です。





例えばキリスト教では、人は「性悪説」に基づきます。

だから教育や指針、目標が必要だと説きます。

ほとんどの宗教では「そう」ですね。



ちなみに日本では、「性善説」が普通に語られます。

人は元々良い性質の動物だ。

良い行動をするものだ。

人を騙したりはしないものだ。





私は「人」ってやつが、悪魔であることを知っています。

私は「人」ってやつが、無限の慈悲を持つ存在であることも知っています。



私は、同じ「人」の心の中に、「悪魔」の心も「天使」の心も、

人間というものとは、「獣」も「仏」も飼っているってことを知っています。



幸いにして、私の人生はまだまだ長いものです。

人によっては、「それがお前の最大の不幸だ」と親切で言う者もいますが(笑)



残念ながら、家や不動産に絡むトラブルを抱える人は、人生の半分を生きてしまっているか、もしくは、後わずかの人生であることがほとんどです。


「後悔先に立たず!」とは、先人も上手いことを言う(笑)




理想であるはずの人生を実現したいからこそ、

現実から目をそらせてはならないことがあります。


現実にしっかり目を向けて生きているからこそ、

理想ってものが実現する可能性が生まれます。




そして、その理想ってやつの「向こう側」にも、自分の人生がずっと続くんです。



なにより、「自分の身」だけではなくて、大切な「家族」もいます。



決して、安易に考えて結論を急がないことです。






   つづく。

 





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