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 [ 04−床に近い住み方には穏やかな心地よさがあります … a s i a n ]



□[ 暮らしの目線を少し下げるだけで「ゆったり」感が生まれます ]

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アジアン・スタイルが「好き」「嫌い」は別にして、「あのアジアンの醸し出す雰囲気は、なぜか心地よい」と感じる人は多いと思います。

なかなか的確にいい表せないあの「心地よさ」の秘密のひとつに、「床に近い暮らし」ということがあります。


アジアの人の体型の特徴として「背が低く短足」なことが挙げられますね。

もっとも近年では食事もライフスタイルもどっぷり欧米化していて、日本の男女の身長も体型も欧米のそれに近づきつつあるようですけど。

ホント、街を歩いていても「足の長い」人が増えましたねぇ(笑)

正直、典型的な日本人体型を堅持する私としては、「うらやましい・うらまやしい・うまらやしい … … … 。」

「あれって、やっぱ、食い物なのかなぁ〜。」(ふぅ)


例えば椅子の座面の高さ。輸入モノだったり海外ブランドの椅子は、家具屋などで実際に座ってみると、座面の位置が少々高いことに気付かれた方もいることでしょう。

椅子文化が先祖代々から根付いていて、すべてにおいてアジア人よりパーツの大きい欧米人の体型に合わせ作られているからですが、海外モノは40センチを大きく上回ります。

その点日本で製作された椅子は、座面の高さが40センチを越えることはほとんどありません。これなどは日本人の体型に合わせた作りと言えます。

私などは38センチ前後がちょうど良いのですが、近頃では高齢化の波を受け、老齢の方でも立ち座りが苦にならないようにもっとロータイプの椅子も多く製造されるようになりました。

デザインはどれも頷けないけれど(笑)


話しを元に戻しますが、アジアンの心地よいコーディネートの特徴は「床に近い暮らし」なんです。

椅子も座面が低いモノを選択して、その回りに置く家具類もすべて低めにします。

もちろん椅子を無理に置く必要もありません。

ラグを敷いたり、クッションなども床に置いたりすることで、暮らしの目線が下がり、直(じか)に床に座れる「安心感」、手足を自由に伸ばせる開放感がその部屋全体に広がります。

ごく基本的なことですが、こんな風に目線を下げていくと、空間が広く感じられて、「ゆったり」した空間が生まれます。


「農耕民族だから」と、つまらない参考書のようなことを言い出すつもりはありませんが、日本人が「畳」が敷かれた部屋に感じる気持ちに似ているのだろうと私は感じています。





□[ 自然をさり気なく日常に取り入れること ]

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できる限り、窓は大きく広げたいですね。

澄んだ太陽の光やさわやかな通り過ぎる風を、たっぷりと部屋に取り込むこと。

アジアンのコーディネートの特徴のもうひとつは、「内」と「外」とを一体に考えるように、周囲の自然とおおらかに調和するのがアジアン・スタイルの暮らしです。

部屋の中にも「自然の息づかい」が欲しいところです。


例えば「季節の花」などは欠かさずに飾りたいところですね。

でも、あくまでも「さりげなく」して下さい。

「君の流派はいったいなに流だね?」みたいな大きな花瓶とでっかいアレンジは必要ないですから。

凝ったアレンジなどより、野の花の素朴さをそのまま生かした方がアジアンの部屋には似合います。


その際には花器も選びたいですね。

しいて挙げるならタイの「セラドン焼」などはいかがでしょう。

空間をわざわざ変えなくても、部屋の一角にこんな小さなアジアの気配を漂わせるだけで雰囲気も変わるものなんです。





□[ 雑貨のアレンジは1カ所に絞りたい ]

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前述出のタイやベトナム、バリ … とひとくちにアジアと言っても、もちろんその国によってスタイルや雰囲気は違ってきます。

ここは日本人特有の「なになに みたいなぁ〜」的な雰囲気で良いんです(笑)

無理してそろえる必要などありませんよ。


「ミックス」の時に言ったように、いろいろなテイストや匂いが混じっていることで、逆に「リラックス」感が生まれます。

でも、そんな種類が豊富にあるアジアの雑貨たちをお洒落にアレンジするには、やっぱりコツがあります。

今回はひとつだけ伝授(!?)しますけど、もしいろいろなテイストの小物や雑貨を持っている、あるいはそろえようと考えているなら、まずそれらを「1カ所」に集めてみて下さい。

雑貨のアレンジでの失敗例は、バラバラに置いて雑然とした雰囲気を与えてしまうことです。

それらを1カ所にまとめると、視線が集中しますので、意外に違和感なくコーディネートすることができます。




ちょっとアジアンとは話しが違いますが、これはショップの商品の見せ方でも言えることです。

整然と商品を主張なく並べているだけでは購買には至りません。

逆に雑然とした雰囲気が良い場合もあるし、視線をそこだけに集中させることが必要なアレンジもあります。

インテリア・雑貨ブームであることも加え、こういった業種の方々から相談される機会も増えましたが、財務がどうのマーケティングがどうのという前に、インテリアや雑貨の世界で勝負しようと本気で考えているのなら、店舗のレイアウトから見直す必要があるのではないでしょうか?

実際にショップの商品の配置換えだけで、1割2割の売り上げの違いはあります。

「目線を下げること、選択と集中、あら、なんとなく経営にも通じるところがあるじゃない?」

なんて、どの世界にもやっぱり「センス」が必要なのだなぁ〜と、しみじみ思う今日この頃です。



お後がよろしいようで。


interiorcoordinator.net

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