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Verner Panton
ヴァーナー・パントン
1926〜1998/Denmark
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| デンマーク王立美術アカデミーの工学科で建築を学んだ後、アルネ・ヤコブセンの建築事務所に在籍し、1955年には若干29歳で自分の建築事務所を設立。有機的な曲線を持つ色彩豊な家具のほか、「V・Pランプ」などのルイス・ポールセン社の照明や、テキスタイルなど、多くのデザインを手掛けた。なかでも彼が10年の歳月をかけて完成させたプラスチック一体型の椅子「パントンチェア」はオーガニックデザインの最高峰といわれ、ミッドセンチュリーを象徴するプロダクトの一つに数えられている。70年にジョー・コロンボ、オリビエ・ムルグと船上で行った展覧会「ヴィジオナ2」で発表されたという「スパイラル・ランプ」や、Mira-X社のテキスタイルはマニア人気が高く、現在も高値で取引されている。 |
□ミッドセンチュリーってこの頃よく聞くけど…?
1940年から70年代にかけて、アメリカを中心に巻き起こった家具ムーブメントのこと。18世紀後期、トーネットによって開発された「プライウッド(積層合板)」や、「FRP(ガラス繊維強化プラスチック)」といった新素材がこの時代本格的に家具に応用され始めた。これら新素材にいち早く目をつけたのが、若かりし頃のチャールズ&レイ・イームズやジョージ・ネルソンといったプロダクト・デザイナー達。安価で大量生産に向いており、3次元曲面の成型が容易であるという特徴を持つこの夢の素材を手に入れた彼らは、「オーガニック(有機的)デザイン」という、現代にも多大な影響を与える新しい潮流を生み出した。
ミッドセンチュリー後期には、ヴァーナー・バントンが世界で初めてFRPの単一成型による「バントンチェア」を発表し、オーガニックデザインは一つの頂点を迎えたと言われている。工業技術の発展とデザイナー達の挑戦。この2つのファクターが、“ミッドセンチュリー”をインテリア史にとって特別な意味を持つものにしたのである。
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