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■ [ 教育と訓練の違い ]
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家具屋オーナー社長に限らず、建築事務所・デザイナー事務所の社長たちが
よくこぼす愚痴に、「どうも社員たちの成長の度合いを見ているとじれったい。
なかなか思うようには成長してくれないものだ。」 という内容のものがあります。
ただ、まだこのような愚痴をこぼす社長たちは「ましな方」で、なぜなら、それだけ
社員に目を向ける姿勢が感じられるからです。
この業界、ほとんどの会社では人は使い捨て感覚で、優秀な者だけが会社に
残れば良いと考えるトップの人たちは、想像以上に多いものです。
正直に言ってしまうと、私もその感覚に近い気持ちを持っています。ましてや、ま
ともに挨拶もできない、礼儀も知らない、電話の受け答えも未熟、自社で扱って
いる商品でさえいつまでたっても覚えられないなど、目に余る人たちには、この業
界から一刻でも早く消えてもらいたいとさえ思っています。
なぜならそれは、その人だけの問題ではなく、業界全体の印象を損ねるからです。
はっきり言って、真面目に取り組んでいる人たちにとって「迷惑」なのです。
しかし、最初はそうだからといってすぐに首を切ってしまっては、その人の今後にも
マイナスの影響を与えるでしょうし、もしかすると今後「化ける」可能性のある人
の芽を摘むことにもなりかねません。
そこで社員に教育をすべくいろいろ努力は各社してみるのですが、「なかなか上手
くはいかない」現状に、前述の社長たちの愚痴となって吹き出してくることになります。
「教育がなかなか思うように現場に生かされない原因の一つは、教育ばかりが先
立ち、訓練の面が欠けていることではないでしょうか。」
昨年、「教育と訓練の違い」について、トヨタの張社長の話を、直接ではありませ
んが聞く機会がありました。
「教育とは、知らないことを教えることです。一方、訓練とは、知っていることを繰り
返すということになります。頭の中で分かっていることを、やれるようになるまでやら
せるのが訓練です。」
昨今では「学習する組織」というキーワードも登場しているように、企業における
教育が重視されています。各企業は質的向上を目指し、教育の予算を取ってま
で努力を続けています。しかし、その教育がなかなか思うように現場に生かされて
いないのも現実のようです。
特に家具・インテリアに関わる業界では、その教育の部分で他の業種に大きく立
ち後れていると言われています。
社員を質的に向上させるシステムすら整わず、「先輩が教える」、「見て、聞いて、
自分で覚える」、「根性・根性」など時世代に合わない、教育ともよべないことを
押しつけている会社が多いのです。
話しを戻しますが、教育が現場に生かされない大きな原因の一つは、教育ばか
りが先立ち、訓練の面が欠けていることではないでしょうか。
教育と訓練が一体となって、初めて身につくということは言うまでもありません。
最近は、メールでの対人関係は得意でも、フェイス・トゥー・フェイスとなると全くダメ
という社員が多いと聞きますが、これも訓練不足が大きく起因していると考えられます。
たとえ教育システムが完璧であっても、それを実行するための訓練部分が弱ければ、
思うように機能することはできません。訓練部分のチェックや評価が欠かせないので
はないでしょうか。
対顧客を意識したロールプレイングを、訓練の一環として非常に重視すべきです。
ロープレに合格しないと、「直接には顧客に接する業務にはつかせない」とするほど
の強い姿勢が必要でしょう。
などなど、以上、先日開かれた「異業種交流会」の場で相談を持ちかけられたので、
超・生意気にもこう発言させてもらいました(笑)
挨拶もできない・礼儀も知らない・もちろん電話の受け答えなどできない、見事に
3拍子そろっていた社会人成りたての頃の自分を思い返すと赤面ものですが、それ
が短期間で修正できたのも、トップレベルの人たちに周囲を囲まれていたからに他な
りません。
環境が人を作るとも言いますが、自分から良い環境を創り出すこともできます。もし、
現状で教育システムもない、また、訓練の意味も教えてくれない環境にあったとしても、
自分からその環境を変えるくらいの強い気持ちで頑張って下さい。
常に上を見る。上の考え方を知る。そうすると、今ある自分がまるで「冗談」のように
感じられることでしょう。
今日、これで「教育と訓練の違い」がわかりました。
すでにあなたは、機能の自分とは違った自分を表現できるはずです。
まっ、実行すればの話しでしょうけども、ね(笑)
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